著者:工藤極
発行元:徳間書店
まとめ
いわゆる陛下の料理番ですね。宮内庁大膳課厨房第二係に奉職されていた方ですね。今は江古田の駅前で「ビストロサンジャック」のオーナーシェフをされているという。なかなか伺い知ることのできない皇居の中、それも食事に関することがよくわかります。そして、何より、皇族の方の優しさというか、食事に対する考え方がよくわかっていいっですね。ほんと、豪華で派手なものを頂いているのじゃないんですよね。
この本を読んだ理由
食事に関する情報をいろいろと調べているので
仕事に活かせるポイント
好きこそものの上手なれ、ですね
目次
第一章 宮内庁大膳課へようこそ
第二章 皇室のかたがたとの日々
第三章 僕の足跡、そしてこれから
第四章 天皇家の食卓
感想
著者は1974年から5年間、宮内庁大膳課厨房第二係に奉職されていた方。担当は洋食。昭和天皇や、いまの上皇陛下に様々な食事を提供していたのだという。もちろん、晩餐会の料理も担当していたのだという。
それから40年以上の月日が流れて、いまは令和の時代。
著者が宮内庁に勤めていた頃、可愛らしい天皇陛下のお孫さんだった浩宮殿下が、いまの天皇陛下です。
時代は変わりましたね。
時代は流れましたね。
でもですね、天皇家の生活スタイルといいますか、食事に対する考え方変わってないと思うのですよ。
天皇家には「身土不二」(人と体と土地は切り離せない関係にあり、地元で旬なものを食べることが健康にいい)と「一物全体食」(食材はまるごと使うことでバランスのよい栄養摂取ができる)といった料理についての考え方が代々伝えられているという。
この考え方は、変わっていないでしょう。
そして、この考え方、我が家にも採用しよう。
ほんと、良い本に出会いました。