カンマニのWEB銭

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さん「カンマニ」が綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2019.11.25

発行元:日経BP

 

まとめ

いらないのは単なる中小企業ではなくて、時代の変化についていくことのできない中小企業なのだな。そういう新陳代謝が起きないのがダメなんだよな。でも、ふつーに時代についていけない中小企業を倒産させてしまうと、その企業に勤務していた人が転職できにくくなっちゃうからなぁ。そういう社会の慣例も含めて、変化が必要だなぁ。

 

この本を読んだ理由

週に一度の情報の整理ですな

 

感想

今週号の特集は「中小企業本当に要らない? 展望ポスト大廃業時代」ですな。デービッド・アトキンソンさんが書いた『国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか』が元になってできた特集ですな。アトキンソンさんいわく「生産性(就業者一人あたりGDP国内総生産)の低迷」が日本経済の成長率が低い原因であると言っているのだと。で、中小企業は小さすぎるので、モロモロの投資もできず、やすさだけでビジネスをしているのが行けないと。さらに、OECDから中小企業基本法で行っている手厚い保護がいけないという指摘ももらっているそうな。

 

いらないのは単なる中小企業ではなくて、時代の変化についていくことのできない中小企業なのだな。そういう新陳代謝が起きないのがダメなんだよな。でも、ふつーに時代についていけない中小企業を倒産させてしまうと、その企業に勤務していた人が転職できにくくなっちゃうからなぁ。そういう社会の慣例も含めて、変化が必要だなぁ。

 

働き方改革が進んで、副業が当たり前になって「会社に頼って生きる」ということが普通じゃない時代になれば、解決するんだろうなぁ。

 

他に面白かった記事。

 

パナソニッククラウドファンディング 大企業の弊害、打破できるか」
おもしろ発想だ!社内稟議を通して予算を獲得するような手間を掛けるのであれば、クラウドファンディングでお金を集めて、実行してしまいましょうと。マーケティング的にも、プロトタイピング作成的にも使えますなぁ。ここに参入できる企業は生き残りそうだね。

 

「英科学誌ネイチャーが批判 困惑する日本の再生医療業界」
ネイチャーが起こっているそうな。2014年に日本が導入した再生医療製品を対象とする早期承認制度に対して。治験で安全性が確認され、有効性が「推定される」データが得られた再生医療製品を条件・期限付きで承認し、市販可能にするもの。この制度に対して、ネイチャーが噛み付いたと。ダメだと言われているのは「ランダム化比較試験」にたいしてなんだと。しかし、記事を読み込んでも何がダメなんだかよくわからないので、原文をあたってみよう。でも、もう、あんな難しい英文読めないだろうなぁ。

 

そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。

 

 

 

最難関のリーダーシップ――変革をやり遂げる意志とスキル

最難関のリーダーシップ――変革をやり遂げる意志とスキル

 

 

 

オープン・サービス・イノベーション 生活者視点から、成長と競争力のあるビジネスを創造する

オープン・サービス・イノベーション 生活者視点から、成長と競争力のあるビジネスを創造する

 

 

ERIA=TCERアジア経済統合叢書第7巻 ASEANの自動車産業

編著者:西村英俊、小林英夫
発行元:勁草書房

 

まとめ

東アジア・ASEAN経済研究センター(Economic Research Institute for ASEAN and East ASIA. ERIA)と公益財団法人東京経済研究センター( Tokyo Center for Economic Research , TCER )の協力によってできたのが本書。全部で10巻まであるなかで、自動車産業を扱ったのが本書。もはや論文集似近い世界。だけれど、ASEAN諸国の自動車産業について、すごいよく分かる。この叢書を全部読んだら、かなりのASEAN通になるのじゃなかろうか。

 

この本を読んだ理由

東南アジアについて仕事で関わることになったので、そのお勉強。

 

目次

序章 ASEAN自動車・部品企業の現状と地域統合
第1章 自動車・自動車部品と経済統合
第2章 タイの自動車・部品産業
第3章 インドネシア自動車産業
第4章 マレーシアの自動車・自動車部品産業
第5章 フィリピンの自動車・自動車部品産業
第6章 ベトナム自動車・部品産業の現状と課題
第7章 ラオス自動車・部品産業の現状と課題
第8章 カンボジア自動車・部品産業の現状と課題
第9章 ミャンマーの自動車・自動車産業
第10章 ASEAN地場自動車部品サプライヤー育成に向けた課題 タイ・ベトナム企業アンケート調査の結果から

 

感想

東南アジアと人国にくくってもものすごく広い。その面積も広いし、文化的な幅も広いし、経済的な幅も広い。そんな東南アジア、ASEAN諸国の自動車産業について、事細かに教えてくれる本。

 

初版は2016年でそこそこ新しいけれど、「いま」のリアルタイムを教えてくれるわけではない。でもね、リアルタイムの情報は、知識のベースがあって初めて理解できるのですよ。

 

そんな知識のベースを教えてくれるのが本書。

 

例えば、ベトナムの話。

 

自動車産業の裾野の話や、Tier1とかTier2とかの話はもちろん載っているけれど、それ以上に「自動車にまつわるその国の背景」がしっかり説明されている。

 

こんなふうにね。

 

ベトナム自動車産業の問題点は、自動車登録税問題に見られるように自動車育成を進める工務省と税制を所管する財務省の間で政策調整が難しいことや自動車産業を下支えする部品産業の発展が脆弱なこと、道路整備が不十分なことなどが挙げられる。「AEC2018」問題では、2018年にはベトナムの完成車・部品関税などがなくなるためタイヤインドネシアからの製品輸入攻勢が強まることが予想される反面2015年10月に妥結したTPPによりベトナムからの対米・対メキシコ向け自動車部品輸出に拍車が掛かることが予想されるため、今後の発展は予断を許さない状況である。

 

まだ、この本で、このパートが書かれたときにはトランプ大統領も登場していなかったのでしょう。そこの話はさておき、ベトナムの行政的な話、役所間の綱引きが、自動車産業と自動車市場に対して影響を与えているなんて情報、わたしは知りませんでしたわ。日本だとそんなコト無いのにね。

 

ん?

 

気が付かないだけで、海外の人が「日本の自動車産業 Automotive industry in Japan」について研究すると話が違ってくるのでしょうな。わたしのように自動車は好きだけれど、日本の生活にどっぷり浸かっているふつーの自動車好きには見えてこない世界なんでしょうな。

 

また、ほかに、このように市場の特徴についても教えてくれる。

 

ベトナム自動車市場のもう1つの特徴は、ベトナムでは、仕事とプライベートの双方に使用できる低価格帯の商用車のニーズが高まっている。現地組立車のうち2割は小型商用車が占める理由もそこにある。

 

そりゃ、とうぜん、時代は変化しますよ。


しかし、ベースとなる話は変わらないはずだ。

そして、変化した時代についても、変化する前の時代を知っていれば、見え方が変わってくるはずだ。

 

ASEANの自動車産業 (ERIA=TCERアジア経済統合叢書)

ASEANの自動車産業 (ERIA=TCERアジア経済統合叢書)

 

 

いま、古いクルマが新しい! 憧れのクラシックカースタイル100

発行元:三栄

 

まとめ

男の隠れ家のまとめ記事なんですけれど、面白いよなぁ。見たことある記事ばかりなんですけれど、取材対象者のみなさんがクルマに愛情を持っているので、何度読んでも面白いよなぁ。

 

この本を読んだ理由

古いクルマが好きだもの

 

感想

男の隠れ家のまとめ記事なんですけれど、面白いよなぁ。クルマに関する愛情が伝わってくる。

 

でもね、これ、クラシックカーだからというワケではないんだよな。オーナーが自分のライフスタイルに自身を持っているからなんだよな。

自分のライフスタイルさえしっかりしていれば軽自動車でも、電気自動車でも、良いんだよな。そこに気がつかないから、既存の自動車雑誌はつまらなくなる一方なんだろうな。

 

でもさ、いわゆる自動車ジャーナリストの多くは、その事実を認めたくないんだろーな。それやられると、自動車ジャーナリストの価値がなくなるからな。

 

コレこそものからコトだな。

そして、ビートルか、コルベットか、ブレイザーが欲しいな。

 

 

モノ・マガジン 8-16.9-2

発行元:ワールドフォトプレス

 

まとめ

パジェロ、かっこいいな、やっぱ。とくに、2代目のJ-TOPがよい。そんなことを思お出させてくれる素敵な本ですな。

 

この本を読んだ理由

モノ・マガジンの自動車特集は、必ず買ってしまいますよ。下手な自動車雑誌よりも深い内容ですし。

 

感想

パジェロの日本販売が終了となるということでの特集。そりゃ、買うでしょう。2代目J-TOPはいすゞミューのハードトップ、初代エスクードと並んで、大好きなクルマの1台ですし。

 

パジェロ。この名車の日本販売が終了となるということで、様々な自動車雑誌で特集が組まれたけど、このモノ・マガジンが一番濃いね。関係者のインタビューで、増岡弘さんや、篠塚建次郎さんが登場するのは想定の範囲内だけれど、二階堂裕さんが登場するんだもんな。二階堂裕さんといえば、スズキの人で、エスクードの生みの親ですよ。パジェロのライバルチームにいた人だけれど、パジェロの価値を認めていた人。そんな人のインタビューを掲載するだけで、モノ・マガジンの勝利ですよ。

 

すげー面白かったですな。

 


2001年パリダカ

 

自動車産業ASEAN攻略 勝ち残りに向けた五つの戦略

著者:デロイトトーマツコンサルティング自動車セクター東南アジアチーム
発行元:日経BP

 

まとめ

東南アジアや東アジアの自動車産業は日本を成長モデルのお手本にしている分けですが、「東南アジア」と一口に括っても、それぞれの国の成長段階や国民性、経済規模も違うわけで、そう簡単に自動車産業を比較することは、できないんだなって。そして、それぞれの国の情報を調べるには、現地に行かないとだめだな、と。現地現物ですな、やっぱ、さぁ、東南アジアに調査しに行こう。

 

この本を読んだ目的

仕事で東南アジアの自動車産業に関わることとなったので、そのお勉強ですね。

 

目次

第一章 世界経済の多極化とASEAN自動車産業
第二章 ASEAN各国の自動車産業
第三章 各プレイヤーのASEAN戦略
第四章 日系メーカーがASEANで勝ち残るための方策

 

感想

自動車産業というのはとても裾野が広い産業なので、基幹産業となると国の経済力も、工業力も一気に上がります。しかし、それだけに一朝一夕には根付く&作られるような産業でもなかったりするわけですな。

 

自動車産業が成長する過程は、トヨタでも、日産でも、日本の自動車会社の歴史を紐解けばわかります。国による保護も必要だし、先行する海外メーカーからの支援も必要となります。

 

オースチンや、ルノー、ウイリースから支援を受けて成長してきた日本の自動車メーカーもあります。一方で、海外メーカーの支援を受けずに成長してきたメーカーもあります。育ってきた環境はそれぞれ違うけど、いまや日本が世界有数の自動車大国であることは間違いのない事実です。

 

そして、今度は日本が真似される番となった。日本の自動車メーカーが先生になるとなった。

 

舞台は東南アジア、ASEAN諸国だ。東南アジア、ASEAN諸国といっても、各国の状況は違う。タイは一大自動車生産国だし、インドネシアはそれに続いているし、マレーシアには自動車メーカーがある。ベトナムは中国と同じような社会主義経済だしな。当然、経済力も、国民の学力も、そもそもの国民性も違う。

 

そんなASEAN各国の状況と、ASEAN各国での各日系自動車メーカーと、韓国メーカーの立ち位置と戦略が、わかりやすく説明されているのが、本書。

 

トヨタいすゞ三菱自動車だよな、ASEANだと。そして、ピックアップトラックだよな。アメリカのフルサイズピックアップとは違う、一回り小さなピックアップトラック。エンジンはディーゼル。ハイラックスか、D-MAXか、トライトンかな。やっぱ、頑丈なのがいいよな。

 

おっと、話がそれましたね。各国の状況を説明してくれるのも良いのですが、何より良いのが、日系メーカーがASEANを攻めるオススメの方法がしるされてるとこですな。

 

日系メーカーがASEANで勝ち残るための方策として、次の5つを上げているのですよ。①顧客バリューチェーンを強化せよ②エントリー層を獲得せよ③ソーシャルゲームを活用せよ④地場の合併会社と合理的・友好的関係を構築せよ⑤域内生産・供給体制を最適化せよ。

 

わたしの仕事てしては①②③だな。

 

自動車産業 ASEAN攻略

自動車産業 ASEAN攻略