WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2021.03.01

発行元:日経BP

 

まとめ

東日本大震災から、10年。10年経過して、何か進化はしたのだろうか?隠れていた問題が、一気に表面化しただけのような気がする。そして、解決先もないという。そんな時間が10年過ぎました。って語ることもできるけれど、あの大地震で家族や、普段の生活を失ってしまった人が居ることを考えるとなんともなぁ・・・。そりゃ、防潮堤はない方が良いけれど、なければないで、大津波が起きると行政の責任が問われるのだから、そりゃ作るよねぇ…巨大な防潮堤。一つの面だけとりあげて、あーだこーだいうことはできないんだよな。

この本を読んだ理由

週に一度のアタマの整理

仕事に活かせるポイント

学研ホールディングスですね。「危機抜け出し11連続増収」.出版社である(あった?)ことを十二分に活用してるよなぁ。他の出版社も真似すれば良いのに…真似できるのかな?学研だからできた進化だよな。

感想

今週号の特集は「震災10年の現実 先送り国家ニッポン」ですね。いろいろ考えちゃうよな。科学的には原発の汚染水と言われているものを海洋放出しても問題ないんだよな。だって、世界中で行われていることなんだから。そして、東北、とくに北東北と呼ばれる地域は、震災前から人口減が続いていたんだから、復興したって人口は増えるわけないんだよな。

 

って、言うことは簡単なんだよな。

ただ、そう言えないんだよな。その地で暮らしている人、普段の日常を奪われた人、家族を失った人。そんな人々のことを思うと、何も言えなくなってしまう。

 

という状況が「先送り国家ニッポン」という特集のタイトルになってるのだろうな、ってきがした。既得権益だ、国の規制だ、云々かんぬんって話も、すべてのバランスをとろうとした結果な気がするんだよな。すべてのバランスをとってしまうから重心が動かず、前にも後ろにも進まないという。

 

うむ・・・

で、そんな今週号を読んでいて他に面白かった記事。

 

「管政権支持が底割れしない理由」
ほんと、野党がバカすぎるからだと思うよ。そりゃ、管政権の段取りはゴテゴテだよ。なんで緊急事態宣言を延長するんだってーのw ただ、野党は、さらに厳しい規制を、ゼロコロナを!って管政権以上に「あちゃー」なことを言ってるからね。オリンピックだって、やるのか?やらないのか?海外からの観客は?選手は?ボランティアは?って詰めなければいけないことたくさんあるのに「森元総理がー」だものな。そりゃ、管政権の支持は底割れしないよ。

 

日経平均株価が歴史的な大台を回復 熱狂なき3万円は持続するか」
バブルの時と違って、外国人投資家が3割も占めているからね。国民に株高が還元されないんだよ。それはその通りだけれど、投資に対する優遇措置をどれだけ用意しても、利用しないのは日本国民だから。そして、この株価はバブルと言うよりも現金の価値が下がっていることによって発生してると思おうんだよな。「誰かになんとかして貰おう」って思っている人々は搾取されるだけになるのだろうな。

 

「鉄鋼連盟、CO2排出ゼロ2050年に短縮 ”悪玉”製鉄、水素に託す未来」
なんか書いてあることが凄いのですけれど。石炭から発生させた一酸化炭素を含むガスで鉄鉱石から酸素を還元させて鉄を生み出すこの流れを変えるのだという。すげーな。本文中にも出てくるけれど、人類史という観点でみても、ものすごいことだよ。高炉法をガラッと変えるんだもの。製鉄のプロセスを変えるのだもの。水素で鉄鉱石を還元させることって、本当にできるのか?

 

そんな今週号を読んでいたら読みたくなった本はこれ。

 

 

 

 

 

タイトル:日経ビジネス 2021.03.01
発行元:日経BP