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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方

著者:原マサヒコ
発行元:扶桑社

 

まとめ

いわゆるKAIZENの仕組みがよくわかる本ですね。それも、よくあるHow to本ではなく、ちゃんと物語仕立てになっているのがGoodです。なので、トヨタ式を知っている人、実践している人には物足りなく感じてしまうかもしれません。しかしですね、トヨタ式を少しだけかじったことあるけれど、実践まではしていない、そんな人には最適ですよ。効果と効能がよくわかります。

この本を読んだ理由

トヨタ式は、昭和史と並ぶ私の研究テーマなので。

仕事に活かせるポイント

整理と整頓についてわかりやすく説明してくれるのが良いです。これ、基本です。整理というのは必要と必要でもないものを分けて、必要でないものを捨てること。整頓は整理して残ったものをわかりやすく表示させること。

目次

第1章 いつも机が汚い人の仕事は絶対に捗らない
第2章 拙くとも素早い仕事こそが人の心を動かす
第3章 「プロフェッショナル」が仕事を滞らせる
第4章 仕事は「言われた通り」やってはいけない
第5章 真の解決とは問題の本質を突き止めること
第6章 「パッと見」でわからなければ意味がない
第7章 目標は非常識なほど劇的な結果を生み出す

感想

いわゆるKAIZENの話ですね。KAIZENという言葉が示すように、世界でも一般的に語られているのですよ。5Sって日本語だと整理整頓清掃清潔しつけですが、英語だとSorting(整理)、 Setting-in-Order(整頓)、 Shining(清掃)、Standardizing(清潔)、 Sustaining the Discipline(しつけ)なのだよな。

 

ということで、日本よりも世界で一般的になっているKAIZENのお話を、わかりやすく伝えてくれるのが本書。KAIZENの効果効能がわかりますよ。TPSことトヨタ生産方式の気もがよくわかります。

 

もう、TPS、どこを切っても仕事に活かせる内容盛りだくさんなのです。KAIZENの話は、どれもが重要なのです。

 

様々な情報が紹介されている本書の中で、私がみんなに伝えたいのは

 

丁寧に返事をしようとして遅れるぐらいなら、少し拙くてもいいから早く反応しろ。

業務の幅が広がることで、選択肢が増えるだろ。だから、働く人のキャリアパスも広がる。なので、多能工を目指せ。

 

ってことですね。

 

この2点は、本当に真理ですよ。

 

 

タイトル:世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方
著者:原マサヒコ
発行元:扶桑社