著者:黒澤友貴
発行元:フォレスト出版
まとめ
私が何より嫌うのは「やったことないのでできません」と断る人だ。なんだって、誰にだって、はじめてのことはある。そもそも、世の中、はじめてのことが多すぎる。はじめてマーケティングを行う人。マーケティング業務の経験値が低い人。そんな人にとっては最適の本です。まさに、思考力トレーニング。考えることは、いつでもどこでもできますからね。
この本を読んだ理由
マーケティングの支援を生業にしている身としましては、読まなければならない1冊でありますので。
仕事に活かせるポイント
マーケティングトレース6つのステップ、いいですね。本当にマーケティングの考え方を深めるのに使えますよ。
目次
はじめに マーケティングを学びたいすべての人へ
第1章 マーケティングトレース マーケターの筋トレ とは何か?
第2章 マーケティングトレースに活用するフレームワーク解説
第3章 マーケティングトレースの事例集
第4章 マーケティングトレースの取り組み方と継続する工夫
第5章 マーケティング思考力で理想のキャリアを築こう
感想
マーケティングというのは奥の深い世界なのです。私だって、いまだにマーケティングの神髄にたどり着いていない。日々、勉強の世界です。
10年選手、いや20選手の私でさえ、日々、お勉強なのです。
そんな私のトレーニング方法は「自分が●●って会社のマーケティング担当だったら」という、もしもコントのような頭の体操ですね。これ、自分のメンバーの中で、それもやる気のあるメンバーにだけ、教えていました。だって、もしもコントのような話で、少し恥ずかしいのだもの。まるで、島耕作を読んで課長になりきっている的な感じがして。
と、そう思っていた、自分を恥じます。
ごめんなさい。
この本は、マーケティングの基礎知識の身に付け方、マーケティング脳の鍛え方を、実例を挙げながら教えてくれるのです。
もう、素敵。
鍛え方を「マーケティングトレース」と定義しておりまして、そのマーケティングトレースは6つのステップに別れると言います。
STEP1 企業概要を整理する
STEP2 市場と競合を定義する
STEP3 戦略を整理する
STEP4 KGI・KPIを整理する
STEP5 組織資源や構造を整理する
STEP6 「もし自分がその企業のCMOだったらどうするか」を考える
このようにちゃんと定義されたメソッドがあると、やはり私のトレーニング方法は、もしもコントだな、と実感。
うちのメンバーにはこの本に書いてあるようなメソッドでマーケティングを学ばせよう。
てか、この本を読ませよう。
この本を読ませて、マーケティングトレースで、マーケ脳を鍛える。
私の中で、これまたモヤモヤしていた「マーケ脳」という概念が、この本のマーケティング思考の定義で、これまたしっくりするようになりました。
マーケティング思考とは①届ける価値を最大化・最適化する②ユーザーのニーズ・ウォンツが満たされる(喜ばれる)③企業が儲かる
ですよ、と。
いろいろどうもありがとうございます。