著者:笠岡和雄
発行元:れんが書房新書
まとめ
やはり、君子は危うきに近寄らずですな。まさに日本の裏社会に関する情報が綴られた一冊。そんな世界のど真ん中に生きていた著者が世の中に伝えたかったことは、変なモノ、羽振りの良いモノに近寄るなってことだな。
この本を読んだ理由
日本芸能界の首領周防郁雄と袂を分かった侠客が最後通告!高倉健と香港マフィア、松方弘樹と毒女、ビートたけし独立の裏で動いたヤクザマネー。スターたちとヤクザの蜜月を見てきた男が語る裏芸能史。この紹介文にやられてしまいました。
仕事に活かせるポイント
変な人、うまい話には近寄らないってことですね。
目次
はじめに
第一部 愚連隊から松浦組へ 京都闇社会のオールスターたち
第二部 芸能界のドン・周防郁雄との長い闘い
第三部 さらば松方弘樹
感想
著者は2代目松浦組組長、大日本新政會総裁。
もう、本に書かれている内容が、リアルで『仁義なき戦い』です。本当に仁義なき戦いの登場人物と、時代をかすめた時代に生きた任侠。まさに親分。本書のサブタイトル「芸能界最強の用心棒が明かす真実」に間違いは無しですね。
しかし、ここまで会社名や、個人名が登場しても大丈夫なのだろうか?
気がついたら、Amazonからは完全に消えていた。
ページすら存在しない。
まぁ、他のサイトでは検索結果に登場するけれどね。ただ、販売中止だけれどね。
くわばらくわばらですわ。
「はじめに」で『鬼平犯科帳』の名フレーズ
人間というものは、悪いこともすれば良いこともする
が出てきますが、まさにそうですな。