まとめ
食は文化だというけれど、世界ではいろんなものが食されているのね。まぁ、世界でも生卵を美味しそうに食べる日本人が、そんな偉そうなこと言えないですがね。ゲテモノ食を紹介しながら、ちゃんと尊敬をもってゲテモノを食べる著者はエライ。
この本を読んだ理由
食べ物と旅行が好きなわたしがあ、この本を避けて通ることはできませんでしたわ。
本の目次
1アフリカ ゴリラを食った男の食浪漫
2南アジア 怪魚、水牛、密造酒…爆発だ!
3東南アジア 思わずトリップするワンダーフード
4日本 猛毒フグの卵巣から古来のワニ料理まで
5東アジア 絶倫食材に悶絶した日々
6中東・ヨーロッパ 臭すぎてごめんなさい
7南米 魔境へようこそ
感想
著者は早稲田大学探検部出身の高野秀行さん。
ソマリアにいったり、ソマリランドに行ったりして現地レポートをするエッセイスト。誰も行かないところに行って、誰もやらないことをやるお方。
そんな高野秀行サンの本が目の前にあったら、通り過ぎることはできないでしょう。
ということで、読んでみた。
高野秀行さんのすごいところは、ゲテモノ喰いをしても、その文化に敬意を評しているところなんだよなぁ。ゴリラ食べても、チンパンジーを食べても、テナガザルを食べても、水牛を食べても。
ゴリラや、チンパンジー、テナガザル、水牛、ニシキヘビ、らくだ、ふぐ、ワニ(日本的な意味でも、オセアニア的意味でも)、食べるようになったのには、それぞれ文化的な背景があるわけでさ、そこにちゃんと触れているのが偉いんだよなぁ。
そして、生のバッタでも、芋虫でも食べてしまう高野さんだけれど、「げっ!」となった食材が日本の食材というのがすごいよなぁ。
さすが卵を生で食べる文化がある国だな。