発行元:FACTA
感想
今月号、面白かった記事。
「ホンダを蝕む陰鬱な社内政治」
スゴイヨ、ホンダ。2018年度の営業利益が四輪2096億、二輪2916億、金融サービス2359億、パワープロダクツなど-109億。いやー自動車がダメだね。各地で最適化された車を製造するというホンダのやり方が裏目に出たな。グローバル派生車種を2025年までに現在の3分の1に減らすんだと。そして、トヨタやフォルクスワーゲンのようにモジュール化して生産性をあげるホンダアーキテクチャーてのをはじめるのだと。完全に周回遅れだな。そして、本田技研のトップがエンジニア出身でなく、早稲田大学政治経済学部出身の人間がつくという。バイクで支えられている自動車メーカーになってしまいましたな。そして、建て直すの大変そう。ゴーンさんでも連れてこないと、中国メーカーの傘下になるかも。まぁ、VOLVO見ていると、あながち駄目だとは思えないけどね。
「ソニー新卒年収730万は高いか」
AIエンジニアに払うお金ね。もっとたくさん払わないとだめな気もしますが、そもそもギーグなエンジニアがSONYに来るのかね、と。ジョージ・ホッツがプレステ3の脱獄に成功したら、ホッツを訴えたような会社だしな。そして、それがハッカー集団の「anonymous」の逆鱗に触れて、7000万人を超える個人情報の流出につながったのだと。SONYの経営陣は、世界標準の報酬を貰ってるんだから、若手AIエンジニアにも、支払えば良いのにね。それでも人が来るのか?は別の話だけど。
「MMTは暴論にあらず 消費増税は凍結せよ」
MMTとは Modern Monetary Theoryの略で現代貨幣理論と呼ばれている。自国通貨の発行権を持つ政府は債務不履行に陥るリスクがないから、インフレにならない限り、いくら財政赤字を膨張させても構わない、という理論。これ、わたし、勉強してみよう。日本が実証実験しているみたいな理論だな、これ。
そんな今月号を読んでいたら、読みたくなった本。