発行元:ファクタ
目次
今月号で面白かったのは、こんな記事。
「LIXIL潮田の逆噴射」
「IBM女帝にバァフェット激怒」
潮田洋一郎とバージニア・ロメッティの話。国も違えば、会社も違うけれど、会社を自分のものにできるという点に関しては同じですね。コーポレートガバナンスだなんだかんだ言っても、悪用しよと思えば、どーにでもなってしまう。結局、LIXILは日本の会社にとどまり、IBMはマイクロソフトのように、世の中の流れに乗ることができないのでしょうな。
「ドン・キホーテは地雷原の重戦車」
ドン・キホーテ、営業利益515億円のうち33.4%にあたる172億円がテナント賃貸事業なんだと(18年6月期)。すげーな。もはや、小売ではない、と呼ばれる事業体になるのも時間の問題だな。そして、そんの不動産はいわく付きの物件ばかりなんだとな。代々木にあり、血なまぐさい事件の舞台になってもいる真珠具宮ビルにも触手を伸ばしているのだという。
「就活ルール経団連の退却でただ無秩序に」
就活ルールがなくなることは良いことですよ。新卒というブランドを手に入れようとFラン大学に入る人も減るだろうし、ちゃんとした企業に入ろうとする若者は、真面目にビジネスのベースとなるチカラを身につけるだろうしな。そんな状況になるから、大学院にすすむ人間も、就活に失敗したから、なんてことはなくなるでしょう。一番困るのは、新卒一括採用を前提にした仕組みとなっている役所だろうな。
「オリンパスを内部告発 機能不全の社外取締役」
すごい。オリンパスの社員弁護士の榊原拓紀さんが、顔出し実名で登場だ。経済事件に関してはファクタすごいなぁ。政治や、国会の話だと、主観が入りすぎておかしいことになってるけど。
で、そんな今月号を読んでいたら、こんな本を読みたくなりましたな。