著者:鈴木直次
発売元:岩波書店
目次
プロローグ―激変する世界の自動車産業
第1章 アメリカ自動車産業の誕生と成長
第2章 アメリカ自動車産業の「黄金時代」―その光と影
第3章 「黄金時代」の揺らぎと「日米逆転」
第4章 ビッグスリーの「復活」と米国自動車産業のグローバル化
第5章 GMの経営破綻
エピローグ―二一世紀のビッグスリーとアメリカの自動車文明の行方
感想
サブタイトルは「T型フォードから電気自動車へ」
モータリゼーションの歴史ということで、やはり、アメリカ自動車産業の話が中心。ってか、アメリカの話ばかり。
ぎゃくに、アメリカ自動車産業の話をここまで事細かに、記載している本はないかもな。UWAが自動車メーカーにナニを要求し、アメリカに進出する日系の自動車メーカーはそれにどのように対応したか?とか、クライスラーAMCを何故に買収して、その資産をどのように活用したか?とか。
日本や、ドイツの自動車産業に関する書籍は数多い中で、この本は異色ですな。
そして、何よりおもしろい。
いまだに世界の自動車産業をリードし、自動車産業のルールを作っているアメリカ自動車産業のお話が、よくわかって素晴らしいですな。
モータリゼーションの世紀――T型フォードから電気自動車へ (岩波現代全書)
- 作者: 鈴木直次
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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