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シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する

著者:ウッディー・ウェイド
発売元;英治出版

 

目次

監訳者まえがき――野村 恭彦
イントロダクション
CHAPTER 1「現在の呪縛」から逃れる
CHAPTER 2 シナリオ・プランニングの作法
CHAPTER 3 ケーススタディ
CHAPTER 4 ブラック・スワン
CHAPTER 5 準備はいいか?
あとがき――考えられないことを考える

 

感想

 

KJ法でブレスとして、ペルソナ作って・・・というシナリオ作成方法ではない、シナリオ作成方法。

本書でいうシナリオはもっと大きい物で、どちらかという知お未来予想図に近い。

そう、予言だ。

そんなシナリオについて、本書ではこのように定義をしているわけですな。

 

未来がどうなるかを当てようと必死に努力するのをやめて、未来がどうなるかを理解するために力をそそぐことだ。

 

多分ですが、ペルソナ作ってのシナリオというのは、脚本、つまりドラマのシナリオから派生していて、こっちは未来予測から生まれているんじゃないのでしょうかね、と。

 

そんなシナリオ・プランニングのプロセスは

1)課題を設定する
2)情報を収集する
3)未来を動かす「ドライビングフォース」を特定する
4)未来を左右する「分かれ道」になるような意図を見つける
5)シナリオを考える
6)骨組みに肉付けし、ストーリーを描く
7)シナリオを検証し、付き合の調査項目を特定する
8)シナリオの意味を汲み取り、とりうる対応を決める
9)目印を捜す
10)シナリオを観察し、更新する

 

ここで重要なのは

3)未来を動かす「ドライビングフォース」を特定する
4)未来を左右する「分かれ道」になるような意図を見つける

ですな。

3)と4)で区切られた四象限というのがシナリオの結末、ストーリーの進む方向なわけだね。

これ、脚本のシナリオでも使えるわな・

この軸と交差点をいじることで、物語が変わっていくわけですから。

 

 

シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する

シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する

 

タイトル:シナリオ・プランニング
著者:ウッディー・ウェイド
発売元;英治出版
おすすめ度:☆☆☆☆(すごく使えますな)