著者:杉田浩章
発行元:日本経済新聞社
- リクルートのすごい構”創”力まとめ
- リクルートのすごい構”創”力を読んだ理由
- リクルートのすごい構”創”力で仕事に活かせるポイント
- リクルートのすごい構”創”力の目次
- リクルートのすごい構”創”力の感想
リクルートのすごい構”創”力まとめ
様々な事業を生み出し、そしてビジネスモデルから、事業体までも進化させ続けているリクルート。たしか、広告を媒体にまとめて販売している会社でしたよね?それがいまや、B2B向けのSaaSを提供している企業になりつつある。もちろん、広告メディアも扱っているしね。そして、海外市場にも進出しているしね。Indeedの親会社だよ。そんなリクルートのすごさを、元リクルートの人ではない、外部のコンサルタントが言語化してくれた本です。
リクルートのすごい構”創”力を読んだ理由
リクルートのように、次から次へと新規事業を生み出したいので
リクルートのすごい構”創”力で仕事に活かせるポイント
3つのステージと9つのメソッドですね
【ステージ1】0→1 「世の中の不満をアイディアへ」
メソッド① 不の発見
メソッド② テストマーケティング
メソッド③ New Ring(インキュベーション)
【ステージ2】1→10前半 「勝ち筋を見つける」
メソッド④ マネタイズ設計
メソッド⑤ 価値KPI
メソッド⑥ ぐるぐる図
【ステージ3】1→10後半 「爆発的な拡大生産」
メソッド⑦ 価値マネ
メソッド⑧ 型化とナレッジ共有
メソッド⑨ 小さなS時字を積み重ねる
リクルートのすごい構”創”力の目次
序章 なぜ、あなたの会社の新規事業はうまくいかないのか
第1章 ステージ1「0→1」 「不」を発見し、事業性を見極める
第2章 ステージ2「1→10」 勝ち筋を見つける
第3章 ステージ3「1→10」 爆発的な拡大再生産
第4章 10を超えて、さらに飛躍するために
第5章 経営陣の役割 「リクルートモデル」を活かすために
リクルートのすごい構”創”力の感想
リクルートは0から1を作るよりも、1を10にすることに命を燃やしている会社と言って、過言はなさそうなのよね。
数億、数十億程度の売上じゃ、ビジネスとして投資しないんですって。規模が小さすぎるので。
すごいな。
そんなリクルートのビジネスモデルと言えば、リボンモデルなのですが、このリボンモデルを描く最初の第一歩は当然あるのですよ。それがメソッド①の「不の発見」。不、つまり不満や、不平、不安を見つけること。そういうネガティブな気持ちを解決するところから、アイディアを生み出すんだって。
すごいね。
だから、不満買い取りセンターというサービスがあるのね。
これはリクルートのサービスじゃないけれどね。Tech Insightのサービスになるんだけれどね。そして、Tech Insightの代表・伊藤さんは元リクルートじゃないのだけれどね。
おっと、話がずれましたね。
こうやって生まれたアイディアを、ビジネスとして育て上げていく。いいかい?ビジネスモデルを造るだけじゃないんだよ。
ビジネスとして育て上げるんだよ。
そのメソッドが、これなんだよ。
【ステージ1】0→1 「世の中の不満をアイディアへ」
メソッド① 不の発見
メソッド② テストマーケティング
メソッド③ New Ring(インキュベーション)
【ステージ2】1→10前半 「勝ち筋を見つける」
メソッド④ マネタイズ設計
メソッド⑤ 価値KPI
メソッド⑥ ぐるぐる図
【ステージ3】1→10後半 「爆発的な拡大生産」
メソッド⑦ 価値マネ
メソッド⑧ 型化とナレッジ共有
メソッド⑨ 小さなS時字を積み重ねる
文字面からなんとなーくその内容が推察できるのですが、「ぐるぐる図」だけは想像することも、妄想することもできなかった。
そんなぐるぐる図とこういう意味を持つらしい。
現場から市場編かの兆しを経営へとつなぎ、タテの知恵を回す
異なる役割の「人材が並行して洞察を加え合い、ヨコの知恵を回す
現場に勝ち筋への兆しがなければ、潔く撤退の決断を下す
「ぐるぐる図」の手前でビジネスモデル的なモノを作り(マネタイズ設計)、KPIを設定して(価値KPI)、そして、それに基づいてPoCを行うのが「ぐるぐる図」ってことだね。で、PoC計画を成功させるために、上司の力も利用すれば、同僚、仲間、知り合いの力も利用する。そして、うまくいかないと感じたら、潔く撤退する。撤退できる基準もしっかりと設けておく。
さすがのメソッドですね。
これ、私もマネしてみよう。