著者:小野塚征志
発行元:インプレス
DXビジネスモデルまとめ
DXといっても、通常の新規ビジネス立ち上げと変わらないんだよね。なんだか、派手な言葉と、いままで見たことのなかったビジネスモデル(風)に惑わされてしまうのだけれど、そうじゃないんだよね。新規事業を、新規戦略を、いままで作ってこなかった人には難しい世界なんだよね。もちろん、天才的なひらめきでどうにかしてしまう人もいるのだけれど。そのへんの理想と現実がよくわかる本ですね。とくに「DXの基本思想」という章が、心に刺さりますよ。ツールを入れるだけの話じゃないんだよね。
DXビジネスモデルを読んだ理由
会社にDXを根付かせようと思ったので
DXビジネスモデル 仕事に活かせるポイント
DXってそんなに簡単な話じゃないんだよな。まぁ、新たなビジネスモデルを思いついたところで、デジタルを活用する素地が会社にないと意味は無いんだけれどね。
DXビジネスモデル 目次
chapter1 DXの基本思想
chapter2 場を想像するビジネス
chapter3 非効率を解消するビジネス
chapter4 需給を拡大するビジネス
chapter5 収益機会を拡張するビジネス
chapter6 DXの実現方法
DXビジネスモデル 感想
DXの事例が80本も紹介されている素敵な本。
「ウチの会社はどうやってDXすればいいのかな?」なんて人には最適ですよ。それは事例がたくさん紹介されているからじゃないんですよね。DXの基本思想という、DXへの向き合い方がしっかりと紹介されているのがいいのですよ。
DXというのはデジタルを利用して新規ビジネス、新規事業を立ち上げること。そして、新規ビジネスの立ち上げや、新規事業の立ち上げは、インターネットやスマホが登場する前からあった話なので「そういう本に書いてある内容と同じ」ことに出会えるのですよ。
なので、Salesforce入れたからとか、オフィス365を入れたからって、会社のDOソリューションは実現できないのですよね。
それは、業務のデジタル化や。まぁ、やらないよりも、やる方がいいのだけれどね。
そして「新規ビジネスを立ち上げる」お作法を知っていると、ビジネスというのが「場を想像するビジネス」「非効率を解消するビジネス」「需給を拡大するビジネス」「収益機会を拡張するビジネス」に分かれてDXの事例が紹介されている理由がすごくわかります。
ここで「なんで?」と思ってしまうとだめです。
なので、salesforce入れましたとか、Office365を入れましたというDX事例はほとんど無いので気をつけてね。
だから、それは業務のデジタル化だってーの。
タイトル:DXビジネスモデル 80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略
著者:小野塚征志
発行元:インプレス