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世界最終戦争 新書版

 

著者:石原莞爾
発行元:毎日ワンズ

 

世界最終戦争 まとめ

石原莞爾は天才だ。始まったばかりの第二次世界大戦の未来を予想し、始まる前の日米戦争の内容から結果まで予想していた。それどころか、核ミサイル誕生後の戦争まで言い当てている。天才だ。今の日本にこのような天才はいるのだろうか?そして、極東裁判で裁かれた戦犯でもないのに、今の日本でここまで蒸すされる存在として扱っていいのか? 石原莞爾についてもっともっと調べたくなったぞ。江川達也石原莞爾にはまっている理由もわかったぞ。

 

世界最終戦争を読んだ理由

江川達也石原莞爾を劇推ししていたので

 

世界最終戦争で仕事に生かせるポイント

歴史を調べよう。歴史に学ぼう。

 

世界最終戦争 目次

第一部 最終戦争論
第二部 戦争史大観

 

世界最終戦争 感想

すごい。すごい。すごい。

なんども最終戦争論が書かれた年を調べてしまった。

終戦争論が世に登場したのは1940年9月10日。ナチス土市がフランスに攻め込んだけれど、ドイツ空軍がパリを空襲したけれど、フランスが降伏したけれど、世値打ち内閣が総辞職して第二次近衛内閣が誕生したけれど・・・そんな時代なのだ。

まだ、航空機による決戦も始まっていなければ、ミサイルもないし、核兵器もない。

都市への絨毯爆撃だって、まだ、戦術として確立されていない。

アメリカと日本が戦争しはじめそうな空気は漂っていたけれど、アメリカがどのように戦争を行うのか、それによって日本はどのような被害を受けるのか?なんて想像すらできない時代。

に、全部予想していた。

それどころか、航空戦が一般的になり、戦いは陸海空の三次元となり、核兵器という巨大な殺戮兵器が登場したあとの戦争と、平和まで言い当てている。

すげぇ。

こういう人を天才って言うのだろうな。

有史以来の戦争と戦争によって変化した社会状況を丁寧に調べ、未来がどうなるのか?を予想している。

こういう天才、もう、日本に現れないだろうな。

現れないように、日本的な左翼中田型は頑張っているのだろうな、そう思ったわけですよ。

 

 

タイトル:世界最終戦争 新書版
著者:石原莞爾
発行元:毎日ワンズ