著者:宮本正男
発行元:Amazon
草創期のNTTデータのまとめ
電電公社のデータ通信本部。それがNTTデータの全身となる組織。そのデータ通信本部で何が起きたのか?をデータ通信本部時代、そしてNTTデータ時代を知る著者がまとめた1冊。ある意味、自費出版的な1冊。でもね、NTTの世界観を知るには最適な1冊。
草創期のNTTデータを読んだ理由
NTTの世界観を知りたかったので
草創期のNTTデータで仕事に活かせるポイント
派閥には入らない。群れない。
草創期のNTTデータの目次
国産主義
職場の風景
システム開発の風景
電話帳・案内簿・番号案内システム
保護主義とグローバリズム
労働環境
大阪勤務
リクルート事件
先輩への鎮魂
ジェームズ・マーチン著 リアルタイムシステムの設計
場所の記憶
あとがき
草創期のNTTデータの感想
本書はNTTデータに長く勤めた人の手記。日記のようなものですね。ある意味自費出版本です。
でもですね、電電公社の中の人が、電電公社からNTTに代わり、NTTが分割されていく様子を邪たるという貴重な本なのですよ。それも現場目線でね。
リクルート事件にも触れられていますしね。リクルート事件本を読みながら本書を読み進めると、二倍面白いですよ。当時の日本が置かれた社会的背景がよくわかります。