著者:沢木耕太郎
発行元:新潮社
深夜特急1のまとめ
旅をする若者のバイブルである「深夜特急」。この本を読むのは何回目だろうか?人生で大きなイベントがあるタイミングで、読んでいる気がするな。新型コロナウィルスのパンデミックで、自由に海外旅行ができなくなった今、この本の中で描かれるアジアには、自由があふれていてうらやましい。いつになったら、こうやって自由に海外旅行を行うことができるのだろうか?きっと、コロナがなくても、わたしは世界を放浪するような旅をしないんだろうな。だからこそ、ここに描かれる自由に憧れるのだ。
深夜特急1を読んだ理由
旅に関する作品を読みたかったので
深夜特急1で仕事に生かせるポイント
とくになし
深夜特急1の目次
第1章 朝の光 発端
第2章 黄金宮殿 香港
第3章 賽の踊り マカオ
[対談]出発の年齢 山口文憲 沢木耕太郎
あの旅をめぐるエッセイI
深夜特急1の感想
沢木耕太郎の「深夜特急」といえば、バックパッカーのバイブルであり、旅に出る若者の背中を押してくれた本、No1であることに間違いは無いでしょう。まだ、海外が遠かった時代に、日本からロンドンを目指して、旅だった。インドから、ロンドンまでつれてってくれる伝説のバスがあるという噂を信じて。
その第1巻は、旅立ちから、マカオまで。じゅうぶん、のんびりした旅だなぁ、と思ってしまった。そう考えてしまうのは、日々、時間に追われた生活をしているからなのだろうな。
どういう状況で本を読むのか? 感想は、そのときのバックボーンに左右されるのよね。
忙しすぎでメンタルをぶっ壊してしまったわたしとしては、目的もなく、香港をぶらぶらする、そんな旅をうらやましく思ってしまいました。いままで、そんなことを思ったことなかったのにな。
どこにいくのか?の予定を細かく立てずに、何をするのか?の予定を細かく立てずに、わたしは旅することはできるのだろうか?
時間をうまくやりくりすることが得意と思っている私…だったんだよな。
そういう、なににも制約されない、時間に追い立てられない旅をしたいね。