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昭和に火をつけた男 青島幸男とその時代

著者:森炎・青島美幸
発行元:講談社

 

まとめ

昭和というか、戦後の日本を作った男。青島幸男。テレビの中だけでなく、政治の世界でも存在感を発揮した男。テレビの政見放送って、国会議員・青島幸男の発案で始まったんだ。戦後日本の社会というものがどういうものだったのかが、よくわかる本ですね。

この本を読んだ理由

そりゃ、昭和史を学ぶのが好きですから

仕事に生かせるポイント

特になし

目次

終戦から昭和30年代、青島幸男の原風景
高度経済成長期、テレビとともに疾走
政治の季節、35歳で飛び込んだ国政の世界
一つ山越しゃ♩直木賞、抗議の議員辞職、がん闘病、昭和から平成へ
クライマックス、都知事選当選!わが東京よ・・・

感想

青島幸男と言えば・・・放送作家だと答える人もいるし、直木賞作家と答える人もいるし、イジワルばぁサンと答える人もいるし、国会議員と答える人もいるし、東京都知事と答える人もいる。

そういえば、都知事氏になって都市博を中止にしたんだよな。

なんだ、できるじゃないか。

だったら、東京オリンピックを中止にしようよw

テレビという新たなメディアを舞台に戦後日本の文化を創った男。権威におもねることもなければ、権威に寄り添うことも、自らが権威になることも嫌った男。

終戦によってガラッと変わってしまった日本の空気と、民主主義の力を信じていたんだよな。

でも、その思いが利用されちゃった気がするんだよなぁ。

それは三島由紀夫と同じだよな。

なんだかなぁ・・・とおもってしまう。

三島由紀夫青島幸男。ひらがなで書くと1文字違いなんだよね。

本書にも出てきたけれど。

日本は、志のある人を消費して、消費しきっちゃった気がするんだよな。

 

 

タイトル:昭和に火をつけた男 青島幸男とその時代
著者:森炎・青島美幸
発行元:講談社