WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

東京人 2019.2

発行元:都市出版

 

目次

特集 平成 1989-2019
情報革命の時代テレビドラマ放談
SNS時代のフィクションとリアル
まだ戦後なのかもしれない
疾風怒濤の時代から、常識とバランスの時代へ
まちは巨大なデータベースになっていく
モバイル・メディアと都市 
ICT革命で変貌し続ける世界
デジタル・ネイティブ世代の君たちへ
「食」は、味よりインスタ映え
コンビニの進化
手のひらに、世界がやってきた!
「テクノ画像」と社会のコード化
天皇行幸 地球十五周半の旅
富岡畦草が記録した平成元年、東京点景
変容する経済と労働
年表 平成の出来事と流行語 
IT機器の三十年史
女の子のお手本! 女性誌の30年

 

感想

やはり、平成が最後の年となると、平成特集になるわけですよね。平成も30年。30年前、まだ、ワタシは小学生でしたね。あれ?中学生でしたっけ?それくらい昔のお話です。

 

平成に時代が変わった頃、そんな時代に20代だった人々が、この本のメイン読者層。そりゃ、おとなになってからの人生がニアリーイコールで平成ですから、思いもひとしおでしょう。

 

で、この本を読んで気がついたこと。いまから30年前、まだまだ、Windows95もなかったんだよねという事実。パソコンと言えばPC9800の時代でしたね。IBM互換機とか言われてましたよね。インターネットではなく、パソコン通信

 

30年で、ものすごい進化が起きたものですよ。スマホどころか、ケータイ電話も一般的じゃなかったしな。庶民の我々にとっては、ようやくポケベルが出てきましたという時代でしたものね。

 

で、繰り返しますが、この本のターゲットは、昭和から平成に切り替わった頃に20代だった方々。

 

平成の30年間は時代のど真ん中、それこそ時代を作ってきた人たちだけれど、平成の次の時代は違うんだよな。そりゃ、最初の数年間は主役を張っていることでしょう。でも、徐々に徐々に、その役割を若手というか、次世代に譲るようになってくる。そのためか、平成への思いのぶつけようがすごい。そりゃ、平成の次の時代まで生き残っていることができるのか?がビミョーだもんな。

 

でも、一番面白かったのは「富岡畦草が記録した平成元年、東京点景」。東京、変わっていないようで、変わっているね。そして、写真が持つ説得力というのは凄まじい。

 

真面目に、写真を撮りたくなってきましたな。