WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2021.03.08

発行元:日経BP

 

まとめ

温室効果ガスのうんたらかんたらって、そりゃ、地球温暖化対策には間違いないけれど、それと同じくらいに世界の覇権争いだと言うことに気がついている人、どれくらいいるのかね?ガソリンエンジンでは無く、EVが主流になれば、充電方式だって、バッテリーの形式だって、自動運転のレベルだって、世界で統一基準を作らないといけないのだよ。そのルール決めを行うってことに気がついている人はどれだけいるのだろうか?発電方式についても同じだよな。なんで、日本ではそういう議論にならないのだろう・

この本を読んだ理由

週に一度のアタマの整理

仕事に活かせるポイント

特になし

感想

今週号の特集は「2050年目標の理想と現実 脱炭素は本当に可能か?」なのですね。そりゃ、脱炭素になった方が良いですよ。そしてそれと同じくらい、プラスチックの廃棄問題も片付けた方が良いですよ。いままでだって、有鉛ガソリンから無鉛ガソリンへの切り替え、ガソリンエンジン車の排ガス規制、フロンガスの全廃ってできたのだから、今回もできるでしょう。有鉛ガソリンから無鉛ガソリンへの切り替え、ガソリンエンジン車の排ガス規制、フロンガスの全廃だって、その当時は「絶対に無理」って言われてたんだしな。

なので、やった方が良い。

ただね、これは人類の未来のためだけの話では無く、世界の覇権争いだと言うことに気がついて欲しいわ。

自動車電動化の仕組みは、トヨタだって、日産&三菱だって、ホンダだって持ってるのだよ。でもね、トヨタや、日産、ホンダの考えが世界のスタンダードにならない可能性の方が大きいのだよ。

誰かそれを指摘してよ。大きな声で、指摘してよ。

生成可能エネルギーが単なる投資の対象になり、原発再稼働ですらほぼ不可能な日本で、温室効果ガスゼロにするってことは、「主要な製造業を国内に残さない」ってこととニアリーイコールなんだけれどな、いいのか?

で、他に面白かった記事はこれ。

91歳、鈴木修・鈴木会長の引き際 オサム後模索した20年
鈴木修さんが、まだ60代であれば、トヨタ豊田章男社長と、日産の内田社長、ホンダの八郷社長に話を付けて「軽自動車用EVプラットフォーム」を統一規格で作るようなことをしてただろうな。なにしろ実を獲るのに長けている人だからね。軽自動車のエンジンなんて、みんなこだわらないことを知っているから、日本メーカー共通で使えるEVで使えるFF用プラットフォーム、FR&4WD用プラットフォームを作るように動いていただろうな。縦横高さ、そしてホイールベースがほぼ同じなんだから、共通のプラットフォームでいいんだよな。そういうことができる人が、現役を引退してしまうのがショック。

みずほFGとLINE、新銀行大幅延期へ 2年後なら安産に漂う危うさ
だって、みずほだもんなぁ。。。と思ってしまうわけですよ。システム統合の件とか、ATMの件とかを見ていると。

ウォルマートが広告内政の激震
さすがだな。ウォルマートウォルマートほどのネットワークと利用ユーザーがいれば、自分たちのネットワークだけで、広告配信は可能だからね。オムニチャネル戦略は真似てもうまく行かなかったけれど、これは真似るとうまく行くんじゃないでしょうかね。

そんな今週号を読んでいたら読みたくなった本はこれ。

 

教養としての「地政学」入門

教養としての「地政学」入門

  • 作者:出口治明
  • 発売日: 2021/02/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

2025年を制覇する破壊的企業 (SB新書)

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タイトル:日経ビジネス 2021.03.08
発行元:日経BP