発行元:日経BP
まとめ
「地方が壊れていく」のではなく、すでに壊れているのだと思うんだよな。そこに前提を置かないから、話が前に進まないのだと思う。「地方は壊れている」という前提に立って、なんとかしなければ!と動かないとダメなんだよな。誰もメンテナンスしてない廃屋とか、誰も維持にお金をかけないインフラとか、全部更地にして立て直すって荒療治が必要なんだと思う。中途半端に延命してるのがダメな気がするんだよな。
この本を読んだ理由
週に一度の情報収集
仕事に活かせるポイント
コロナ禍以降の日本は、昔の日本に戻れないってことだな。てか、日本でなく、世界がそうなるんだよな。LCCによって世界の距離が近くなったけれど、もう、そういう時代じゃなくなるんだよな。そして、オンライン会議システムが一気に普及したから、「遠隔地に出かける」ということが特別なことになるんだよな。
感想
今週号の大特集は「地方が壊れていく わが街のリアル」ですね。本文中にたくさん断りが出てくるんですよね。工場を閉めた企業が悪いんじそういとか、撤退する大学が悪いんじゃないって。でも、地方にとっちゃ「工場を閉める企業が悪い」し、「撤退する大学が悪い」のだろうね。そうやって誰かのせいにするから、地方は沈むんだと思うよ。誰も何もしてくれない。自分でがんばらなきゃならない。でも、がんばるにも限度があるのだから、やることを見極める。それが必要なんじゃないかしら。で、こういうことを言うと「地方が衰退するじゃないか!」って反論が来るのだけれど、日本全体が一気に衰退してるんだから、その流れに巻き込まれてるだけだよって、そうおもいますわ。もうさ、人がいないところは国有地にして、自然に返しちゃえばいいんじゃないかと思う。日本の国土は、ヨーロッパ全土と同じくらいの広さなんだからさ。
で、他に面白かった記事は、これ。
「ワクチン開発、最後の壁」
「ファイザーのワクチン、どう運ぶ?」
mRNAワクチンに徹底した温度管理を求めるのは、別に日本だけの話じゃないと思うんだよな。世界中、どこでも徹底した温度管理が求められると思うのだよ。乾燥して保存が容易なワクチンじゃないんだから。なんなんだろう、この記事は?そして、ワクチンを接種するのは、基礎疾患を持った高齢者だけでいいんじゃないのか?
「コロナで沈むファミレス・居酒屋チェーン 勝ち組はマック・回転ずし・焼き肉」
特定のジャンルに絞った外食が人気って、コロナ以前からそうだったと思うのですが。ただ、コロナによって、その変化の速度が一気に加速したのだと。
「3連休は密、Go Toは一部制限へ コロナ第3波、緩んだタガ戻らず」
たがが外れたというより、コロナに疲れたんだと思う。とくに、ご老人が。自宅にこもって生活するだけなんて、つまらない!とおもっているお年寄りが、観光地に繰り出している気がしますよ。たぶん、コロナに一番かかっちゃ行けない層だとおもうのですけれど、その方々が自粛の反動で動いているのかと。
「コロナに破れた中国賃貸仲介」
いやいやいや。日本にもありますよ。アパートをまるっと借り上げて、貸し出している会社が。そして、アパートを借り上げるのではなく、アパートを地主に建てさせる会社も。同じビジネスモデルなのに中国だけダメってのはあまりないと思うので、この分野は興味津々ですね。
で、そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本はこれ。