まとめ
さすが、成毛さんだ。つらい未来であっても、文章に明るさがあるんだよな。まぁ、少子高齢化と温暖化が進む未来は、今と全く違う世界になるでしょうな。南海トラフ地震や、富士山の噴火だってあるかもしれないのだし。とりあえず、はっきりしていることは「国や政府、地方自治体に頼らないでも生き残る術を身につけろ」ってことだよな。
この本を読んだ理由
成毛さんがおすすめしたから!
仕事に生かせるポイント
この本に書かれている内容、すべてですよ。そして、気をつけなければならないのは、この本に書かれている内容がそのまま仕事に利用できるってことじゃないんだよ。この本に書かれている内容を参考にして、未来を考えるってことなんだよ。
目次
#01 テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
#02 あなたの不幸に直結する未来の経済 年金、税金、医療費
#03 衣・食・住を考えながら、未来を予想する力
#04 天災は必ず起こる
感想
成毛さん、持っている情報の幅と奥行きがすごいんだよな。ここまで考えているんだという驚きと、ここまで考えなければならないんだという覚悟を与えてくれますね。
コロナ禍のすったもんだからわかるように、もう、日本政府も、地方自治体も、政治家も、公務員も、頼ることはできないんだよな。
もちろん、政治家や、公務員の中にだって、いい人はいる。仕事はできる人はいる。
でもね、組織として、塊としては、寿命を迎えちゃったんだよな。
そんな状況にあって、必ずやってくるのが、超少子高齢化社会と、地球温暖化。そして、南海トラフ地震や、首都直下型地震に、富士山大噴火。
アメリカや、インド、イギリスに比べれば、さざ波(あえて言う)のような状況なのに、崩壊してしまった医療体制。そして、ぐだぐだのワクチン接種状況。
あーあ。
これがコロナではなく、強毒型(H5N1型)新型インフルエンザだったらどうなっていたのだろうか?
南海トラフや、首都圏直下型に襲われたら、どうなっていたのだろうか?
もう、日本人の美徳というものは消え去ってしまったのですよ。
個人として生き残れるスキルを身につけなければ。
そして、愛する仲間を救えるだけの力を身につけなければ。
なんてことを思えてしまう1冊。