発行元:文藝春秋社
まとめ
さすが、ノムさんです。こういう大人になりたいな。でも、絶対になれないだろうな。経験と実績に裏打ちされた言葉。そして、良いモノであれば、しがらみも、何も関係なく取り入れるという心構え。また、文字通りなくなる寸前まで学び続けた姿勢。生涯一捕手という言葉を体現したノムさん。野村監督のような人になりたいです。
この本を読んだ理由
わたし、根っからのライオンズファンですが、監督としてはどんな監督よりも、野村監督が大好きなのです。ということで、買いましたよ。
仕事に活かせるポイント
野村監督の学ぶ姿勢ですね。言葉にすることので、はじめて思いや考えが伝わるのですよね。
感想
野村監督。そのうち、息子の克則さんが監督になってしまいそうですが、まだ、お父さんの方ですね。ノムさん。Bクラスのチームの監督ばかりを引き受けてきた名監督。そして、名選手。歴代1位は他の選手が獲得しているけれど、選手であるノムさんは様々な部門の歴代2位に名前を残している。
このNumber別冊以外でも、ノムさんの偉業は語られている。なので、ノムさん自体について、驚くような記述はない。
しかし、ノムさんの愛弟子だった選手のインタビューが良かった。
古田と高津のインタビューが、ノムさんの凄さを際立たせる。
そうなんだよな。ノムさんの教え子が、どんどん監督になっている。
そして、監督としてノムさんのライバルだった森監督の愛弟子も、どんどん監督になっていく。
90年代、日本プロ野球の覇権を争った森西武と野村ヤクルトのDNAが、21世紀にも受け継がれているんだなぁ、と実感。
Number PLUS 野村克也と名将の言葉学。 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバープラス)) (文春e-book)
- 発売日: 2020/06/25
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