WEB銭の読書メモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

Number 999

発行元:文藝春秋

 

まとめ

ノムさん追悼記念号です。ヤクルトのユニフォームを着て、笑う。その表紙にやられました。永久保存版です。Kindleで買って、読んだんだけれど。野村監督はプロ野球を文学に昇華させましたね。ご冥福をお祈りします。

 

この本を読んだ理由

日本プロ野球界で最も好きな選手というか、監督というか、野球人である野村克也さんの追悼記念号ですもの。そりゃ、買いますよ。

 

仕事に活かせるポイント

データ活用の重要性。なぜ、その選択肢を選んだのか? その選択を裏付けるデータが無ければ、人は信頼しない。そして、信頼を得るには長い説明を必要としないときもある。

 

感想

ノムさん。野村監督。私の記憶の中にある一番古いノムさんは、たしか、サンスポの評論家をしていたとき。なんだろう?このおっさんは。子供心に、そう思っていたのが、一番古い記憶だと思う。田淵や、江夏がいた時代から西武ライオンズファンだったので、もしかすると西武の試合でノムさんを見かけていたのかもしれないけれど、クローザーとして出てくるキャッチャーに、あまり興味が無かったのだろう。

 

そして、ノムさんの記憶が強烈に残っているのは、森西武と死闘を繰り広げた日本シリーズのことですな。1992年、1993年の日本シリーズですね。もう、何があっても日本シリーズは西武を応援する私なのですが、この2年だけは「野球って面白いなー」って画面にかぶりついていました。7試合で終わってしまうのがもったいないな、と。

 

そんなノムさんの追悼号。

 

巻頭インタビューは盟友にしてライバルであった森祇晶さん。

 

さすがです。古田や、高津、マー君のようなチルドレンでもなく、江夏や、江本、山崎のような再生工場組でもなく、現役時代から、監督時代まで、しのぎを削り合った森祇晶さんを連れてくるのですもの。

 

そして、チルドレンや、再生工場組も、登場する。また、ヤクルト時代に先乗りスコアラーを務めた安田さんも登場する。

 

野村野球のベースとなるデータだものね。

 

でもね、このデータをちゃんと選手に伝えて、理解してもらわないと、チームは回らないのですよ。

 

その伝え方にもコツがいる。

組織作りとは、人作り。

伝え方のコツを、組織のトップである監督が、身につけていなければ、何もはじまらない。

 

口下手だった野村監督は、評論家時代に、話すスキル、説明するスキルを身につけたのだという。

そう考えると、わたしもまだまだいけるな。

 

日本プロ野球を文学に昇華させた、野村監督。

シンキングベースボールを、少年野球にまで浸透させた、野村監督。

天国でサッチーと幸せな日々を送ってください。

 

あと、DeNAベイスターズは、イイチームだね。南場さんは、チームを、横浜を愛しているのが伝わって素敵です。そして、ラミレス監督。明るさと、データを駆使する緻密さが、ベイスターズの強さを作っているのですね。

 

いやはや、プロ野球が堪能できるNumberでした。