WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2020.05.04.11合併号

発行元:日経BP

 

まとめ

お店が潰れるというか、人が集まる場所が潰れるというのが正しいかもしれませんね。いままで「盛況感」を盛り上げるために行われていた施策が使えなくなる。行列も、混雑も、NGになるという。もちろん、コロナが落ち着いて「インフルエンザと変わらなくね?」となれば、多少は落ち着くかもしれませんが、動き出してしまったバスは、なかなか止まらないと思うのよね。

 

この本を読んだ理由

週に一度の頭の整理。GWなので、合併号。

 

仕事に活かせるポイント

中小小売店&飲食業がECになだれ込んでいるという点ですね。特集で紹介されているのがオンラインストアの運営支援を行うカナダのショッピファイ(shopify https://www.shopify.jp/)。月29ドルからECサイトを立ち上げることができる、この手のサービスが増えるだろうな。少額で開始できるECを探そう。

 

感想

今週号の大特集は「コロナ・エフェクトで悲鳴 お店が潰れる 窮地を越えよう」ですね。人が集まること、人と人がふれあうことがNGとされてしまうと、賑わいのあるお店という存在自他がNGとなってしまいますからね。かといって、有史以来、賑わいのあるお店や、賑わいのある市場の存在が否定されたと言うことはないので、ここは起死回生のチャレンジが必要ですね。お店側で減らせる人員を徹底的に減らし、お客様がお店の中にいる時間を減らすように持って行くということをするのだろうな。無人店舗、無人レジ、オムニチャネル、ショールーミングという流れかしら? オムニチャネルは在庫情報と物流の共有が必須だから、中小には難しいなぁ。その流れで、中小小売りがECできるような安価なECパッケージの需要が出てくるだろうな。楽天や、ヤフーショッピング、アマゾンよりも簡単で、安いパッケージが。

 

そしてこの流れは企業にも及ぶので、昔ながらの大きなビルで、立派な家具でどーんというオフィスは減るのでしょうな。店舗や、オフィスがガラッと変わると、不動産市場も大きく変わりそうだよなぁ。

 

そんな今週号で他に面白かった記事はこれ。

 

「コロナエフェクト 中国もアクセル踏めず 世界で手探りコロナ共生経済」
いやーコロナの影響はすごいですな。そして、出稼ぎ労働者で成り立っている各地の経済が、確実になり立たなくなることが目に見えていますね。これどーするのだろう?簡単に国境を越えることができなくなったら、出稼ぎ労働者や、違法移民を前提としているビジネスが成り立たなくなるものな。
という話をするだけではなく、1968年に大流行をした香港風邪の時はどうだったのか?まで、説明して欲しかったですね。てか、それが知りたいですわ。1968年に香港に発生し、年末には米国にも流行し、約400万人が死亡。 日本でも1,000人(13万人感染)が亡くなった、という香港風邪の時は、経済にどのような影響があって、そこからどのように復活したのか?を知りたい。感染者数や死者数だけを見ると、香港風邪の方がすごいし。

 

「アクセス急増で回線容量が不足 テレワーク、接続不良が壁に」
ですよね。ありとあらゆる会社で、全社員がVPNで接続するなんてこと、考えていなかったわけですから。そりゃ、回線が足りなくなりますよ。そして、集合住宅の回線も同じですよね。すべての家庭が、四六時中、Netflix見たり、VPNに接続して仕事をしたりするようなことを前提にしていないのですから。この点からも、世の中の不動産市場が大きく変わりそうですよね。


そんな今週具を読んでいたら、読みたくなった本はこれ。

 

エンド・オブ・ライフ

エンド・オブ・ライフ

  • 作者:佐々 涼子
  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: 単行本
 

 

 

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