まとめ
文書の校閲というのは、なかなか難しいモノです。文法の間違え、誤字脱字であれば、気がつくのも簡単ですが、「正しい日本語」というのが曲者です。何しろ、正しいの定義は時代とともに変わるのですから。そうなると、「正しい」を大上段に振りかざされると、困りますよね。
この本を読んだ理由
仕事でしっかりとした校正をすることとなり、その勉強の意味で読みました。
仕事に活かせるポイント
具体的な校正方法は、そのまま仕事の資料修正に活かせますよね。
目次
第1章 校正恐るべし 「間違い紙面」で校閲力チェック
第2章 「熟考」なぜ「熟考」 誤字・異字同訓
第3章 「1人前」と「一人前」で意味が違う 数字・単位・記号
第4章 イメージ先行?「花向け」「悪どい」 事実誤認・覚え違い
第5章 「雨模様」は降っている? いない? 表現のニュアンス
第6章 品川区の目黒駅、港区の品川駅
第7章 「再選する」?「再選される」? 文法と文脈
感想
校正という作業が、実はものすごく苦手なのです。細かく構成するよりも、次から次へと新しいことを考えていたのです。
でも、そうは言っていられない。自分の書いた文章はもちろん、人の書いた文章をチェックする立場にもなったのでね。
ということで、この本を手にとって見たのです。
いやん、面倒くさい。そう思いながらも、具体的なテクニックを見つけましたわ。
校閲記者は文字の横に線を引いたり文字を丸で囲んだりしながら一文字一文字読み進めます。
とか
校閲記者は見逃さないようにするため、「流れを読む」「読まずに、一字一句、指で押さえ見る」「片仮名だけ見る」「数字だけみる」と、幾通りものチェックの仕方をします。
とかは、そのまま使えるんで、やってみましょう。
頑張れ、自分。生まれかわるのだ。