著者:結城康平
発行元:ソル・メディア
- 欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべてのまとめ
- 欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべてを読んだ理由
- 欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべてで仕事に活かせるポイント
- 欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべての目次
- 欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべての感想
欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべてのまとめ
浦和レッズの監督に就任した、リカルド・ロドリゲス。リカルド監督と言ったら、ポジショナルプレーが有名。では、ポジショナルプレーってなんなのか? ポジショナルプレーとは、ピッチ上のどこにボールがあるかを踏まえて、選手たちが正しいポジショニングをしていこうとする考え方のこと。「キャプテン翼」時代とは違う、選手に様々なタスクを要求するプレーについて、その成り立ちと、意味を教えてくれる一冊。
欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべてを読んだ理由
浦和レッズのサッカーを、より深く理解するため
欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべてで仕事に活かせるポイント
パターン化と、わかりやすい(理解されやすい/誤解されにくい)言語化と、再現性が重要
欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべての目次
第1章 「ポジショナルプレー」とは
第2章 ポジショナルプレーの歴史
第3章 ボードゲームとフットボールの深淵な関係
第4章 ポジショナルプレーにおける、「5レーン理論」の価値
特別インタ 渡邉晋はなぜ「5レーン理論」を実践的するのか
第5章 ビルドアップの鍵、「サリーダ・ラボルピアーナ」と「ニセサイドバック」
第6章 ポジショナルプレーにおける「0トップ」と「ハーフスクワット攻略」
第7章 戦術的ピリオダイゼーションとポジショナルプレー
第8章 4番目の優位性と、エコロジカル・アプローチ
第9章 枝葉から末節へ。ベクトルの再認識が、フットボールを変貌させていく
欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべての感想
浦和レッズのファンとして、リカルド監督のサッカーをしっかりと理解しないとだめだよね。そうおもって、ポジショナルプレーについて色々と調べ始めるわけです。
「ポジショナルプレーって可変式のこと?」とか「352がポジショナルプレーに向いているはずなのに、4バックなの?」とか、いろいろとおもってしまっているわけですよ。
サッカーの知識なんて、「キャプテン翼」や「シュート」、「がんばれキッカーズ」で止まっているので。浦和レッズがすきなだけなので。
ポジショナルプレーとは、ピッチ上のどこにボールがあるかを踏まえて、選手たちが正しいポジショニングをしていこうとする考え方のこと。そのように教えてもらったのですが、いまち「ナンノコッチャ」のレベルなので、本書を読んだわけです。
ポジショナルプレー、その歴史から、成り立ちまで、しっかりと教えれくれました。
そして、一番すーっぅと頭に入ったのがこのフレーズ。
英紙「independent」の記者ジャック・ブラークの言葉を借りれば、ポジションは“framework”、すなわち「枠組み」だ。この「枠組み」という表現は、適切にポジションを言い表している。あくまでも、ポジショナルプレーは概念だからだ。
そうなんだ。概念なのね。だから、そのフレームワークの中であれば自由に動けるし、考えることができるのね。ただ、サッカーはチームプレイなので、11人が共通認識を持っていなければならないということだ。共有化された定石をもち、場面々々で最適な手を選べるようにならなきゃ、だめなのね。もちろん、選ぶだけじゃなく、実行できないとだめなのね。
そりゃあ、リカルド監督のサッカーが定着するには、時間がかかる。そしれ、ポジショナルプレーがDNAレベルでチームに浸透し、ジュニアユースからおなじ方向性でチームづくりがなされているバルセロナは強いんだな。日本で言うと、川崎フロンターレが、そうだな。浦和レッズも、そうならないとだめだな。
しかし、それにしても、ボードゲームがサッカーや、ハンドボールといった球技の戦略性を培うのに向いているとは、思わなかった。局面局面で数的有利な状況を作り、相手を追い詰めていく。歩が3枚と金と銀打数的優位があっても、質的優位がないので負けてしまう。なので、質的優位も追い求める。どんな局面でも3対2の状況を作り出して、戦略を考える。将棋が好きな小泉が浦和の中心選手であることが、よくわかった。
サッカーってフィジカルモンスターの選手がいれば強いもんだと思っていたけれど、そうじゃなくなっているのね。サッカーIQが高いだけでなく、地頭が良くないとダメな世界になってるのね。アメフトと同じだね。東大京大早稲田大慶應、アメフトは偏差値の高い大学が強いからね。サッカーもそうなるのかな?
そんな本書を読んでいたら、読みたくなった本はこれ。
サッカーバカって、きっといなくなっちゃうんだろうなぁ。もっと、ポジショナルプレーについてしりたくなった。あと、他の球技も。まずは、ラグビーについて、知りたいな。
タイトル:欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて
著者:結城康平
発行元:ソル・メディア