著者:鈴木敏文
発行元:新潮社
朝令暮改の発想のまとめ
やっぱ、鈴木敏文さんはすごい人だな。経営者というよりも、商人なんだよな。イトーヨーカドーを育て上げた伊藤さんとは違い、生まれながらの商人じゃないけれど、商人のDNAがあった。だから、セブン-イレブンは成功したんだよね。そして、鈴木敏文さんがいなくなったから、セブン-イレブンがパットしなくなった。消費者の心理をここまで考えていた経営者は、他にいないと思う。
朝令暮改の発想を読んだ理由
定期的に鈴木敏文さんの知識を補給したくなるので
朝令暮改の発想で仕事に活かせるポイント
経営学ではなく、心理学。それが消費者の心を開かせるってことだな。マーケティングと同じように心理学も学ぼう。
朝令暮改の発想の目次
第1章 自分は本当に「仕事」をしているだろうか
第2章 「常識のウソ」を見ぬき、「仕事の本質」をつかむ
第3章 目標設定力と説得力を磨く
第4章 「仮説と検証」の仕事力をいかに身につけるか
第5章 いかに「顧客の心理」を刺激し、買ってもらうか
第6章 どうすれば「情報・お金・時間」を仕事に活かせるか
第7章 どうすれば人と組織を「マネジメント」できるのか
第8章 いまこそ「仕事の取り組み方」を変えてみよう
朝令暮改の発想の感想
コンビニの父といってもいい、鈴木敏文さんの名言がつまった本書。なんだか、野村監督の本のようですね。
95の直言、それぞれのエピソードがすごい。エピソードを覚えなくても、直言を心に刻む、もしくは日めくりカレンダーにするだけでいいんじゃないのでしょうかね。
ちなみに、わたしの心にグサグサ刺さった直言はこれですね。
- 「○○のせい」にして責任逃れをしたときからすべては終わる
- 「顧客のために」ではなく「顧客の立場」で考える
- 「プロ」になるほど間違いを犯しやすい
- 「基本の徹底」ができないと「変化対応」もできない
- 情報を活かせる人は情報に「価値づけ」ができる人である
- 問題意識を持たないと「先行情報」はつかめない
- 消費は「経済学」でなく「心理学」で考えなければならない
- 人は「変えること」に抵抗する
これを読み上げるだけで、私はドキドキします。