著者:ドミニック・ローホー
発行元:講談社
目次
1 自分のスタイルに合うバッグを探す
2 ほんとうに必要なバッグの数は?
3 価値あるものに出合う秘訣
4 スタイルを今こそ磨く
5 本物のクオリティには優しさがある
6 バッグの中身の整理を楽しむ
7 どこまでも中身を軽く
8 ものをいつくしむ心から余裕が生まれる
9 旅の心の自由さで普段も暮らす
感想
著者はフランスで生まれ、ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリス、アメリカ、日本で教鞭を執るエッセイスト。それぞれライフスタイルというか、生活様式にうるさい方々がいる国で、生き方について考えるようなエッセイを書いているので、そりゃ、内容が深い。
ちなみに本書は女性向けに書かれている。どうすれば、エレガントで品のある女性になるか?と。3つのバッグはトートバッグ、ミディバッグ、ポシェットなので、私のような男性のおじさんには、そのまま当てはまらない。
でもね、バッグとは自分の生き方を表したもの。自分の生活を見直して、ほんとうに必要なものを選ぶことが良いというのは、性別に関係なく重要な事だ。
そして、値段お安い高いは、値札に書かれている絶対値だけの話ではないということも教えてくれる。
1万円で購入して1年しか使わないバッグと、10万円で購入して10年使うバッグ。
1年あたり1万円で価格は同じ。
だけれど、10年間の歴史の積み重ねは、1年間じゃ作れないよね、と。
そうだよな。
古いけれどしっかり手入れされているバッグを使っている人って、男であってもかっこいいもんな。