まとめ
なんども見返してしまう。これ、フィクションじゃないよね? と。藤田英二さんから「東京藝術大学で、非常勤で教えないか」というお誘いのメールを受け取ったと本文に記述はあるし、著者近況にも「2002年から2007年まで、東京藝術大学で非常勤講師として講義を担当した」ってあるしな。すごいな。東京藝術大学美術校。
この本を読んだ理由
東京藝術大学というパラダイスについて知りたかったのよ
仕事に活かせるポイント
うーん…どこだろう…。この本が与えてくれる癒やしが、それだな。
感想
この本、ヤバイですな。東京藝術大学の濃ゆい部分が濃縮されております。「茂木健一郎さん、また、話を作って」なんて思ってしまったのですが、どうやら事実らしい。茂木健一郎さんが東京藝術大学の美術校で教えていた時のお話。いろんな出来事がギュッと詰まった、煮詰められた世界。そんな濃縮還元の世界であると、言ってください。
そんなお願いをしたくなってしまう、茂木健一郎さんのエッセイ。もしかしたらSFかもしれないけれど。
こんな大学生活を過ごせるなんて、羨ましすぎるだろう。
ぶっちゃけ、東京藝大で絵を学ぶよりも、代々木アニメーション学院とか、デジタルハリウッド大学で学んだほうが、社会人として安定した生活を送れることでしょう。
でも、それじゃ、だめなんだろうな。
目指しているのは藝術だから。
「最後の秘境 東京藝大」と肩を並べる名著だな。
私も藝大のショップで銀のカバの彫刻購入しておけばよかったな。14万円したけれど。