WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2018.07.02

発行元:日経BP

 

感想

 

大特集は「2025年稼げる職業 おタコで考える仕事選び」ですね。
でてくる仕事は、ホワイトハッカー、仮想空間創造師、人工肉クリエーター、ドローン制御技術師、データサイエンティスト、サイボーグ技術者、eスポーツプレイヤー、インセクトブリーダー、Vチューバー、オンライントレーダー、書道家、IoT農家、エンブリオロジスト、メディカルサイエンスリエゾン、ネット探偵、DNA解析専門家、植物空間デザイナークラウドファンディングコンサルタント・・・となっとります。
Webディレクターとか、30年前には損座しなかった職業だから、もう、どーなるかわからないよね。

 

で、そんな特集の中で良かったのが「子世代が考えるべきこと」「親世代が考えるべきこと」ですね。

「子世代が考えるべきこと」

・自分の興味を徹底的に磨く
・平均的人材にチャンスなし
・今の花形職業が将来も続くと思わない

 

「親世代が考えるべきこと」

・子世代の自由な仕事選びを妨げない
・今の仕事を「幸せな仕事」にできないか考える
・今から新職業を自ら目指すのもよし


で、そんな今週号で面白かったのがこんな記事。

 

大阪北部地震で露呈した脆弱インフラ 民間資金は救世主になれるか」
インフラの民営化、特に上下水道の民営化には反対意見が多いけれど、「もはや公共では今のままの上下水道を、今の状態で維持することが出来ない」ってことを認識したほうが良いのよね。今の上下水道の料金で、いまのインフラを維持するのは無理。公共団体が支えるにしろ、利用料金は値上げしなきゃな。そして、これは上下水道だけに限らないのよね。道路や、空港だってそうなのだ。で、インフラの投資を積極的に行っているのが、カーライル・グループなんだと。

 

最低賃金上げ、時給アップの効果不透明 アルバイト時給、引き上げ限界感」
あーもう少し上がるかと思いきや、もう、限界なのね。2018年5月時点の平均時給は三大都市圏で1024円。前年同月比増減率は1.8%と、3ヶ月連続で2%を割り込んだのだと。そろそろ、無人のコンビニとか、無人のスーパーが現れるんだろうなぁ。あとは、真逆で会員制のコンビニとか、会員制のスーパーとか。前者はロボット需要・後者はCRM需要が出てきますな。

 

フィンテックで中小企業を救え 広がる資金繰り革命」
これ、すごい。Tranzaxがデイ供するTranzax電子愛犬がすごい。中小企業が持つ売掛債権を「電子記録債権」としてまとめて引き取ってしまうのだと。
これ、どういうことかというと、大企業が複数の中小企業に仕事を発注する。受注した企業は売掛債権を抱えるが、これを引き取り現金化してくれる企業があるとする。当然、受注企業は早期に現金を手にする。しかも銀行に手形を持ち込むより低い割引率で現金化が可能となる・・・ということ。
Tranzaxは国から電子債権記録業の指定をメガバンク系、全国銀行協会以外で、はじめて受けたんだとな。
まとめた電子記録債権はTranzaxが作る特別目的会社(SPC)が買い取り、それをまた発注元の大企業が買い取ることで、サプライチェーンを作り上げているのだとな。
すごいサプライチェーンファイナンスだな。

 

で、そんな今週号を読んでいたら、こんな本を読みたくなりましたな。

 

「歩く」はすごい! (日経ホームマガジン)

「歩く」はすごい! (日経ホームマガジン)

 

 

 

 

 

日本政治史の中のリーダーたち

日本政治史の中のリーダーたち