著者:柳井正
発売元:新潮社
目次
第1章 安定志向という病
第2章 「第二創業」の悪戦苦闘
第3章 「成功」は捨て去れ
第4章 世界を相手に戦うために
第5章 次世代の経営者へ
感想
これを読むとユニクロを好きになり、ユニクロで働いてみたくなる。
だけれど、ユニクロで働くのはとても厳しいことな感じがするけれど、この人のいっていることはものすごく正しいと思う。
ってか、正しい。
ユニクロ栄えて国滅ぶなんていっているグループとは大違いだ。
だから、この本を読むと追い込まれるのはイヤだと思う一方で、やってやろうじゃないかと思えてくる。
たとえば
86ページ
「数字は冷徹で嘘をつかないものだ」
なんて、いわれるとその通りだ。
でも、この人はいい人だ。
好きになる一方だ。
103ページには
「僕は過去の経験から言うと1日12時間以上仕事をしたら集中できない。それが何日も何ヶ月も続くなんて、あり得ないし、もしやっていたら仕事に集中していないはずだ。我々の会社は仕事好きの人が多いせいか、それとも仕事のフリをしている暇な人が多いのかわからないが、夜遅くまでずっと仕事をしている社員たちの姿を見ると「あっこれはまずいな」とか「いや、これは効率が落ちているな」と思った」
とか、その通りだと思う。
あと172ページ
「業界内のみなさんは景気のせいや、天気のせいにしたりして、何も代えようとしてこなかった方が多いのではないだろうか。それこそ何十年もの間、ずっと「最近、景気が悪い」などといっている。「天気は順調ですね」とか「商売向きの天候ですね」というのは聞いたことがない。」
とか、厳しい感じがするが、好きですなぁ。
タイトル:成功は一日で捨て去れ
著者:柳井正
発売元:新潮社
おすすめ度:☆☆☆☆☆(おもしろい本ですな)