WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2018.02.05

発行元:日経BP

 

感想

 

大特集は「幸せ100歳達成法 長寿リスクを超える」 ですな。
年金や、老後資産の心配もそうだけど、60・70になっても働ける仕事ってなんだろう???自分は働くことができるのか?という方に気が行ってしまったわ。技術の進歩が早すぎるので、今やっている仕事が、明後日にはなくなる可能性があるんだよな。Web系の仕事、その殆どが20世紀にはなかったんだから。ここ20年で生まれてきた産業なんだから。

だから、これからの20年、振り落とされないで行きていくことができるのか?

ってはなしだよな。
あと、日本にこだわっていてはダメだ。まじで。

 

で、他に面白かった記事。

 

産業機器の巨人が1兆円の赤字計上 GEを苦しめるサービス化の罠
保健事業の損失と主力事業の不振で1兆円以上の巨額赤字を計上したGE。え?IoTに舵を切って、サービス化に注力してきたんじゃねーの?と。
実際、IoTプラットフォーム「プレディクス」関連17年12月期の売上高は14億ドルで急成長しているけれど、GE全体の売上1221億ドルの中では微々たるものなのよね。
巨大箱物に比べるとIoTってそんなにお金にならないってことだよねぇ。サービスでお金を稼ぐ、つまりプリンター本体ではなく、インクカートリッジでお金を稼ぐモデルだって、そうそう簡単に収益化はできないと。
GEを真似ていた日本の大きな製造業は大変だな。

 

ポケモンGO生みの親」独占インタビュー ARは既存産業を変革する
ポケモンGOの生みの親、ナイアンテックのジョン・ハンケCEOのインタビューが良い。

例えば小売業との連携を検討してもいい。私が成し遂げたいのは、身の回りの商品のダツ・コモディティー(汎用)化です。シャツでも、ジャケットでも、日々接する商品は本当に安く売られるようになっています。しかし、大量生産された安価な商品を漫然と買う時代は終わり、今後は商品知識を深めたうえで買う時代になるはずです。
ARを使えば、買い物を単なる「商品を入手する行為」ではなくて、「商品にまつわるストーリーに耳を傾け、学びを得る体験」に変えられます。」

これはそのとおりだと思うわ。安いものを買う人と。安くないものを買う人の間に大きな溝ができるようになるんだろうな。
そして何よりも重要になってくるのが編集力だよな。
ARに載っけるコンテンツを作る力だよな。

 

法改正で埋まる抜け穴 外国人労働者問題グレー企業に下る鉄槌
働き方改革と言ってるんだから、ちゃんと外国人の方にもそれは適応しないとな。
移民云々ではなく、働くひとすべてに、まともな権利を与えるべきなんだよな。
なぜか、こういうこと、連合とか言わないんだけれどなw

 

京東集団
いわゆるジン・ドンですね。
中国の流通企業。基本ECだけれど、オフラインにも手を広げている。アリババを追いかけている第2位ですな。
もう、日本が中国より進んでいるとかいう幻想、捨てたほうが良いよね。
少なくとも、WebやITに関しては、中国がぶっちぎっている。

 

編集長インタビュー 京東集団CEO 劉強東
このインタビュー、最高。
貧しかったおばあちゃんに薬を買うために、起業したのが原点。
今の夢は貧困な農村の子どもたちや、大都市に出てきている農民工の子どもたちへの教育だって。
やっぱ、金儲けだけでなく、ちゃんと世のため人のための目標があるのが良いよな。
そういうのを馬鹿にする人は嫌いだ。

 

深層学習の弱点を補う「GAN」 AIがAIを「だまして」進化
AIは多種多量なデータを「深層学習」することで賢くなる。この学習プロセスを加速し、弱点を補えるのが「敵対的生成ネットワーク」。つまりGANなんだとな。
AIがAIで進化するなんて、まるで漫画の世界のようなはなしだけれど、これがリアルなのね。

 

で、そんな今週号を読んでいて読みたくなったのはこんな本。

 

「神になりたかった男 徳田虎雄

 

神になりたかった男 徳田虎雄:医療革命の軌跡を追う

神になりたかった男 徳田虎雄:医療革命の軌跡を追う

 

 

稲盛和夫のガキの自叙伝」

 

稲盛和夫のガキの自叙伝―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

稲盛和夫のガキの自叙伝―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

 

 

「ゾーンマネージメント」

 

ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順

ゾーンマネジメント 破壊的変化の中で生き残る策と手順

 

 

タイトル:日経ビジネス 2018/02.05
発行元:日経BP
おすすめ度:☆☆☆(定番ですな)