WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2019.4.29-5.6

発行元:日経BP

 

感想

大特集は「移動革命MaaS」。もう、自動車メーカーが自動車を生産しても、それはスマホメーカーがスマホを作るのと同じような時代になるんだろうな。基本スペックに差はあれども選ぶOS、インストールするアプリによってスマホの性能が変わってくるように(てか、できることが大きく変わってくるように)。その発想を持たないとだめだろうな。そして、MaaS(シェアリングも含む)¥への進化がヒジョーに激しいから、従来的な自動車産業(点検整備や、中古車、パーツ販売も含む)は縮小していくんだろうな。もちろん、マニアが居るからなくなりはしないけれど、それは趣味人の世界になるんだろうな。すげー時代が来るもんだ。

 

そして、日本のMaaSで中心的な役割を果たすモネ・テクノロジーズの宮川社長のインタビューが慶されていたわ。Googleを敵対視してるんだけれど、敵は身内じゃないかしらね。ガラケーのネット通信ではDocomoiモードがぶっちぎりナンバー1だった時代があったんだけれど、いつの間にやら。。。モネ・テクノロジーズ、そういう会社にならないことを祈ります。

 

で、他に面白かった記事。

 

LIXIL、潮田氏辞任の舞台裏」
あ。。。LIXIL、完全方位状態ですね。コーポレート・ガバナンスがダメダメだというのが全世界規模で広まっちゃったもんなぁ。そもそも、LIXILグループの会長兼CEOの潮田さんって、創業者一族だけれど、創業者じゃないんだよね。それに、LIXIL自体が企業の連合体だから、他にも創業者一族の方々はいるわけで、そんな他の創業者一族であるINAXを興した伊奈家も今回の話には嫌悪感(というか、具体的な経営陣交代)を求めているのよね。

 

「首相側近が消費税増税延期に言及 先送りカード急浮上の理由」
消費税増税の先送りとなると、国民の信を問わなければならないわけで、つまり衆議院解散総選挙となりますと。で衆参同一選挙になると、野党は困ると。参議院野党共闘できるけれど、衆議院だと、共闘する準備が整っていないからね、という話。

 

トヨタGMを近づけた女性政治家」
台湾系米国人で、運輸長官のイーレン・チャオ氏がトヨタと仲良しなんだと。なので、トヨタGM、フォードの間に入って自動運転のルールを作る「自動運転車安全コンソーシアム」が立ち上がったんだと。自動車の通商問題で日米がもめても、このパイプがあるからなんとかなるんじゃないかというお話。

 

そんな今週号を読んでいて読みたくなった本。

 

カリスマ失墜  ゴーン帝国の20年

カリスマ失墜 ゴーン帝国の20年

 

 

 

マツダ 心を燃やす逆転の経営

マツダ 心を燃やす逆転の経営

 

 

 

CASE革命 2030年の自動車産業

CASE革命 2030年の自動車産業

 

 

そうそう。

日経ビジネスなのに、デジマの話がいっぱい出てきましたねぇ。

「15分以上の映像は価値が低い」

とか

「気が利く広告の正体 データ利用の改革進む」

とか。

DMPや、DSPと言われても、日経ビジネスを読んでいる人に届くのだろうか??