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巨怪伝 上巻 正力松太郎と影武者たちの一世紀

 

著者:佐野眞一

発行元:文藝春秋

 

巨怪伝 上巻 正力松太郎と影武者たちの一世紀まとめ

日本プロ野球の父と呼ばれる正力松太郎。警察官僚として出世するもテロが起きた責任をとり警視庁をあとにし、読売新聞社の経営者となり、読売新聞を世界最大の発行部数を持つ新聞社に育て上げた。新聞部数拡大の武器がプロ野球であり、ジャイアンツであった。戦前の政財界の話から、戦争、そして終戦までの話が収録されているのが上巻。

 

巨怪伝 上巻 正力松太郎と影武者たちの一世紀を読んだ理由

正力松太郎のことが気になったので

 

巨怪伝 上巻 正力松太郎と影武者たちの一世紀で仕事に活かせるポイント

すべてを犠牲にしてまで出世したくはないね

 

巨怪伝 上巻 正力松太郎と影武者たちの一世紀の目次

暴圧と故郷

虐殺と伝令

美談と略奪

社旗と伝説

疑獄と遭難

不倫と絹糸

転向と墓銘

決起と入獄

祝宴と嫉妬

 

巨怪伝 上巻 正力松太郎と影武者たちの一世紀の感想

元々は警官で、警察官僚であった正力松太郎。その正力が発生したテロの責任を取り、警視庁を辞め、ついたポジションが読売新聞社社長。そこから始まるのが日本プロ野球の父としての動き。

いやはや。この向上心というか、成り上がろうとする気持ちはすごいよ。ここまで真似はできない。そして、なんだろう、この狭い人間関係は。そんな生活、私には無理だわ(笑)

ラジオは出てきたばかりだけれど、テレビもインターネットもなかった時代の新聞といったら、すごいわけですよ。ありとあらゆる情報がのる、まさに情報のプラットフォーム。たからこそ、娯楽の情報がつよかった。だからこそ、プロ野球だったのね。

そういう人間の本能に訴えかけるのが上手かったんだな。

終戦を迎え、労働組合運動が激しくなるところで上巻は終了。

 

タイトル:巨怪伝 上巻 正力松太郎と影武者たちの一世紀
著者:佐野眞一
発行元:文藝春秋