著者:稲田豊史
発行元:朝日新聞出版
ポテトチップスと日本人まとめ
すげーここまでポテトチップスについて真面目に向き合う本があるとは!ポテチ、美味しいよね〜で済ましていちゃだめなんだな。カルビーと湖池屋と山芳の激しい戦いがあるから、美味しいポテトチップスが食べられるのね。
ポテトチップスと日本人を読んだ理由
タイトルに惹かれたので
ポテトチップスと日本人で仕事に活かせるポイント
調べることって重要
ポテトチップスと日本人の目次
2017年のポテチ会
ジャガイモを受け入れた戦後日本 日本食化するポテチ
団塊ジュニアの胃袋を狙う 大衆化するポテチ
欲望と消費と経済成長と プラットフォーム化するポテチ
下流社会が求めた“貧者のパン” ジャンクフード化するポテチ
ポテトチップスと日本人の感想
ラーメンも、とんかつも、カレーも、元々の料理は日本で一般的に愛される料理とは違う。中国や、ポルトガル、イギリスから伝わった料理が日本で独自に進化したわけよ。
それはポテトチップスも同じ。
アメリカで生まれた薄切りのポテトフライは、日本で独自に進化した。第二次大戦後、やってきた進駐軍のお供として上陸したポテトチップスは、占領終了と共に、日本独自に進化したわけですよ。
進化の方向性は味付けだけでなく、鮮度や、ジャガイモそのものにも向けられていった。そして、その進化の中心にいたのが湖池屋・カルビー・山芳製菓のメジャーポテトチップスメーカー。いや、お菓子メーカー。
ポテトチップスの歴史だけでなく、お菓子の歴史、日本社会の変化まで教えてくれるすごい本。すべての物語は絡み合っているのですよね。
タイトル:ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生
著者:稲田豊史
発行元:朝日新聞出版