日露戦争物語まとめ
江川達也の代表作だと、私は思っている作品。漫画がいつの間にか学術的な話に進化し、周りがついて来れなくなって(人気がなくなって)、日露戦争物語なのに、日清戦争も終わらないで打ち切りになってしまった作品。文明開化した日本すげーとなりがちな明治期日本の物語に「ソーじゃねーだろ?」と教えてくれる名作。
日露戦争物語を読んだ理由
江川達也作品の中で一番好きなので
日露戦争物語で仕事に活かせるポイント
耳障り目障りの良い物語を信じるな。1次情報にあたれ。
日露戦争物語の感想
どんどんどんどん学術的な話に入り込み、連載が打ち切られてしまった問題作。最初の頃はギャグ漫画の要素もあったんだけどね。終盤はゴーマニズム宣言も、ゴルゴ13も、こち亀も驚く文字量に。そこまでして、江川達也は「物語に騙されるな」ってことを伝えたかったんだよね。アジアで一番最初に近代化に成功し、眠れる虎であった清に勝ち、世界最大最強だったロシアにも勝った日本。日本陸軍海軍の強さはもちろん、政治家も、外交官も、経済界も、頑張った!そんな日本、サイコー。
というかんがえが、日本人を思考停止にさせてしまい、アメリカやイギリスを相手に無謀な戦争を仕掛けるようになってしまった。
物語に踊らされるな。自己満足で思考停止になるな。
そんなことを教えてくれる名作なんだよね。