著者:坂井豊貴
発行元:筑摩書房
マーケットデザイン 最先端の実用的な経済学まとめ
社会制度は人間が作るモノである。その制度は果たしてうまくできているモノなのか?効率性は実現しているのか?公平性はどうなっているのか?戦略的捜査にはうまく対処できるのか?その辺を考慮に入れながら、緻密なデザインを作ることができるというのが、マーケットデザインなのだ。そんなマーケットデザインの基本がよくわかる。新しい時代の経済学なんですって。
マーケットデザイン 最先端の実用的な経済学を読んだ理由
マーケットデザインについて知りたかったので
マーケットデザイン 最先端の実用的な経済学で仕事に活かせるポイント
マーケットデザインという考え方すべてですね
マーケットデザイン 最先端の実用的な経済学の目次
第1章 組み合わせの妙技 アルゴリズム交換とその威力
第2章 両想いの実現 マッチング理論のケーススタディ
第3章 競り落としの工夫 オークション理論と経済価値の発見
マーケットデザイン 最先端の実用的な経済学の感想
マーケットデザインという考え方が出てきた。
経済学の一分野であるゲーム理論では、人々の利害関係を分析する方法を開発し様々な社会・経済の問題に適用してきました。その積み重ねにより、研究者たちは「与えられた制度=ゲームのルールのもとで人々がどう行動するか」について多くの知見を蓄積してきました。
このように、ゲーム理論が現実を説明する「理学」として成熟するに従って、今度はこのアプローチを逆転させ「人々にとって望ましい結果を得るにはどのような制度=ゲームのルールをデザインすればよいか」という形で、理論による制度設計を現実問題に実装する「工学」的な応用を目指す領域が発展しています。この領域が「マーケットデザイン」という学問です。
だそうな。
ゲーム理論をベースにしている考え方。
これ、2020年のノーベル経済学賞である「オークション理論」も入ってくる(含まれる)話なのだそうな。
奥が深いな。難しいな。
でも、この本はそこまで難しい話が出てこないので素敵。
もっとマーケットデザインを学びたくなったのですが、マーケットデザインを学ぶためにはゲーム理論をもっと知らなきゃだめなのよね。
そして、ゲーム理論を理解するためには、数学的素養が必要になるのよね。
タイトル:マーケットデザイン 最先端の実用的な経済学
著者:坂井豊貴
発行元:筑摩書房