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HELLO,DESIGN 日本人とデザイン

 

著者:石川俊佑
発行元:幻冬舎

 

HELLO,DESIGN 日本人とデザインまとめ

いろいろデザイン思考の本を読んだけれど、この本がいちばんわかりやすい。デザイナーは「そもそもこのプロジェクトでは、誰のどのような課題を解決するか」という「問い(テーマ)」を考えるところから、実現可能なビジネスにしていくフェーズまで、プロジェクト全体に携わる人なんだよね。與えてくれた課題を解決するだけでは不十分で、課題そのものを設定するところから関わってこそ本当の意味でのデザイナーと言えるんだとな。デザインの本質は「課題の発見とその解決」。人が持っている課題の本質を見つけ、その上でそれを解決するための新しいモノ、体験、システムなどを作りだすことが、デザイン。なんだか、カンタンに近寄っちゃ、いけないきがするんですけどw

 

HELLO,DESIGN 日本人とデザインを読んだ理由

デザイン思考をまなびたかったので

 

HELLO,DESIGN 日本人とデザインで仕事に活かせるポイント

デザインの定義ですよ。デザインの本質は「課題の発見とその解決」。人が持っている課題の本質を見つけ、その上でそれを解決するための新しいモノ、体験、システムなどを作りだすことが、デザイン。

 

HELLO,DESIGN 日本人とデザインの目次

第1章 すべての人は「デザイナー」である
第2章 デザイン思考のマインドセット
第3章 デザイン思考、4つのプロセス
第4章 デ思考を実行する組織と、「個」のあり方
終章 デザイン思考 日本人最強説

 

HELLO,DESIGN 日本人とデザインの感想

なぜ、日本人がデザイン思考に向いているというのだろうか? きっとそこはリップサービスなんだろうな。

最近、もてはやされているデザイン思考。それは、デザイナーのための思考方法ではなぬく、ビジネスマンのための思考方法なのですよ。だから、日本でよく言われる「デザイン」の意味が違うんだよな。きれいな、カッコイイ、オシャレな見た目を作ることじゃないんだよな、

デザインの本質は「課題の発見とその解決」。人が持っている課題の本質を見つけ、その上でそれを解決するための新しいモノ、体験、システムなどを作りだすことが、デザイン。

なんだか、ものすごく深いことなんだよな。

著者は、だから誰でもできるという。

だって

    世の中を変えてきたすべてのアイディアは、誰かの「主観」からはじまっている。自分の主観を信じるところから、イノベーションは生まれる。客観的な解の強度は「論拠の数」で決まりますが、主観による解の強度は「自分を信じる強さ」、つまり自信の強さで決まるのです。

だからな。

そりゃあ、そうだろう。トランジスタラジオだって、電子レンジだって、スーパーカブだって、ファミコンだって、グランツーリスモだって「私がつくりたい」思いが突き抜けているから、完成したんだよ。

だからすごいんだよ。

なによりも場の空気を重要視する日本社会で個人の思いを貫くのって、スゲー大変なんじゃないか?と、おもってしまった。すごくわかりやすいデザイン思考の本だからこその感想だな。

さすが、IDEO ToKyoを立ち上げた人ですな。

なお

デザイン思考4つのプロセス

①デザインリサーチ(観察/インタビュー)
シンセシス/問の設定
③ブレスト&コンセプトづくり
④プロトタイピング&ストーリーテリング

これは、覚えておいたほうがいいですな。

 

 

タイトル:HELLO,DESIGN 日本人とデザイン
著者:石川俊佑
発行元:幻冬舎