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デザイン思考が世界を変える アップデート版 イノベーションを導く新しい考え方

著者:ティム・ブラウン
発行元:早川書房

 

デザイン思考が世界を変えるのまとめ

デザイン思考の本家本元、デザイン思考の家元のような著者が書いたデザイン思考解説本。デザイン思考は手を出しづらいほど抽象に見えるが、その本質は思考の「具体化」であるはずなのに、やたらと抽象度が高いwまぁ、私の読解力がないだけなのでしょうな。何度も読み直す必要がありますな。デザイン思考のフレームワーク的なものを入門書で読んでから、この本を読むとわかりやすいかも。

 

デザイン思考が世界を変えるを読んだ理由

デザイン思考について知りたかったか

 

デザイン思考が世界を変えるで仕事に活かせるポイント

ブレストの仕方、考えの出し方かなぁ

 

デザイン思考が世界を変えるの目次

パート1 デザイン思考とは何か?
パート2 これからどこへ向かうのか?

 

デザイン思考が世界を変えるの感想

デザイン思考の本家本元IDEOのティム・ブラウンが書いたデザイン思考の解説書。いや、概念書だな。聖書にまとまっているイエスの言葉でなく、イエスがそのまま口にしている感じだな。もちろん、神父さんが分かりやすく説明してくれるものではない。


デザイン思考を次のように定義していて、わかりやすいのですわ。


デザイン思考の役割とは、観察から洞察を、そして洞察から生活に役立つ製品やサービスを生み出すことだ。

デザイン思考の仕事とは、人々が自分でさえ気づいていない内なるニーズを明らかにする手助けを行うことだ。

と。

物余りの時代、次に何をすればいいのかわからず、かといって機能で差別化をしにくい時代に、そりゃ、デザイン思考はもてはやされますよねって。

でもね、個人的には、この本を読んだら「日本企業でデザイン思考は難しいんじゃないかしら?」って思うようになってきたのですよ。なぜならば、次のような記述があったから。

前もって許可をもらうのではなく、あとから許可を求める方が良いとされる文化、つまり成功には報酬を与えるが、失敗しても許される文化は、新たなアイデアを生み出す際の一つの大きな障害を取り除く。

失敗を許さず、計画通りに進むことを絶対とする伝統的な日本企業で「失敗を許容する」って、なかなかハードルがたかいな、と。そう思うわけです。

 

 

タイトル:デザイン思考が世界を変える アップデート版 イノベーションを導く新しい考え方
著者:ティム・ブラウン
発行元:早川書房