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マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

韓国学ハンマダン

 

編者:緒方義広/古橋綾
発行元:岩波書店

 

国学ハンマダンまとめ

嫌韓とか、反日とか。そういう言葉に惑わされてしまってはだめなんだよな。隣にある近くて遠い国韓国の、私たち日本人が知らなかったことを色々と教えてくれる1冊。韓国文学っていうのが、私の心に響きましたな。いろいろと、深掘ってみたいな。

 

国学ハンマダンを読んだ理由

著者の1人が友達なので

 

国学ハンマダンで仕事に活かせるポイント

特になし

 

国学ハンマダンの目次

第1部 つながる記憶といま
1 死者の記憶と韓国民主化運動
2 国家による包摂と疎外 韓国にとっての在日コリアン
3 日本軍「慰安婦」問題をめぐる日韓の溝
第2部 歴史からいまを考える
4 韓国史教科書の歴史 1945年以降2020年までの教科書叙述を通して
5 古代史像と朝鮮観 新羅にとって唐や倭(日本)とは何だったのか?
6 韓国文学研究という営み 玄鎮健「故郷」を手がかりに
第3部 韓国社会のいまを生きる
7 「翻訳」から遠く離れて K-POPファンダムの言葉から
8 格差 ミレニアル世代の経験から考える
9 働くことから考えるオルタナティブ経済
補章 2022年大統領選挙以降の韓国
韓国社会の発展を妨げる南北分断
「嫌悪の政治」が見えなくしているもの

 

国学ハンマダンの感想

韓国といえば何か?

私にとって、それは韓国料理であり、韓国映画であり、韓国サッカーであります。

そして、韓流ドラマである人もいれば、K-POPな人もいるのです。

奥が深く、多岐にわたる韓国。

そりゃ、そうだ。SNSや、ヤフコメで増幅された世界にはまってしまうと見えてこないことも、たくさんある。それらの場で話題になりがちな慰安婦問題についても、在日韓国人に関しても、韓国からの視点で捉えると「知らなかったことがたくさんあった」ということがわかってくる。

ふかいなぁ。

とはいえ、この本のなかで私の興味を引いたのは「韓国文学研究という営み 玄鎮健「故郷」を手がかりに」と「古代史像と朝鮮観 新羅にとって唐や倭(日本)とは何だったのか?」ですね。中国と日本の影響を受けるたちばにある韓国の文学がどういうモノなのか?調べてみたくなったし、古代ローマ時代と並ぶくらい面白い歴史があるはずの、古代東アジア情勢も気になってきたのですな。

韓国、奥が深いなぁ。

 

 

タイトル:韓国学ハンマダン
編者:緒方義広/古橋綾
発行元:岩波書店