WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

渋谷で働く社長の告白 新装版

著者:藤田晋
発行元:幻冬舎

 

 

渋谷で働く社長の告白 新装版のまとめ

さすが、藤田さんです。いまや押しも押されぬ大企業のサイバーエージェントですが、昔は違ったのですよ。その黎明期、生まれる前から生まれてすぐの時代を、その著本人が語る貴重な一冊。IT系ベンチャー企業の成り立つもよくわかりますが、90年代後半の日本を覆っていた熱気がよくわかったです。

 

渋谷で働く社長の告白 新装版を読んだ理由

IT企業の成長をしりたかったので

 

渋谷で働く社長の告白 新装版で仕事にいかせるポイント

ハードワークが何よりも重要なんだな

 

渋谷で働く社長の告白 新装版のあらすじ

福井に住む普通のサラリーマン家庭に生まれ、育った藤田少年。何かをしたい。夢を叶えたい。そんな野望はなかったけれど(いや、ミュージシャンになりたいはあったね)、会社を作りたいという思いはあった。「どんなビジネスで会社を作るの?」。それは、大学進学とともに東京に進出したときにもなかったし、バイトで潜り込んだベンチャー企業でも、新卒で入社した企業でもなかった。でもね、「自分で会社を作りたい」という強い思いがあり、若くして独立。インターネットという流れに乗って、会社を大きくし、ネットバブル崩壊という嵐に遭っても、会社の舵取りを行い続けていく。そんな日常の苦悩を本人が綴った1冊。

 

渋谷で働く社長の告白 新装版の目次

プロローグ
1章 裏切り、それでも手放せなかった夢
2章 ゼロからの企業
3章 ネットバブルの波に乗る
4章 バブル崩壊、孤独と彷徨
5章 ランナーズ・ハイ
あとがき

 

渋谷で働く社長の告白 新装版の感想

いまや電通を超えたと言われているサイバーエージェント。広告事業だけでなく、メディア事業、インターネット放送事業、ゲーム事業まで手を広げている巨大企業。しかし、ここまでの道のりは平坦なものではなかった。

とはいえ、創業者の藤田さんは、ソフトバンクの孫サンのような強烈な向上心もなければ、楽天の三木谷さんのようなギラギラ感もなく、ライブドアの堀江さんのようなテックな感じもなかった。

特技は営業です。

IT系企業の中では珍しい、営業出身のトップ。

様々な商品サービスを売り続け、今に至る。

中心人物である。渋谷で働く社長である藤田さんの思い(文章)も素敵ですが、そんな藤田さんを取り巻く人々も素敵なのですよ。インテリジェンスの宇野さん、楽天の三木谷さん、ライブドアの堀江さん、GMOの熊谷さん。この本には日本のインターネットビジネスを作り上げた人々の歴史がぎっしりとつまっているのです。

 

 

タイトル:渋谷で働く社長の告白 新装版
著者:藤田晋
発行元:幻冬舎