WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

マッキンダーの地政学 デモクラシーの理想と現実

著者:ハルフォード・ジョン・マッキンダー
訳者:曽村保信
発行元:原書房

 

 

マッキンダー地政学のまとめ

地理学と政治学を合体させたのが地政学。そんなアホなという前提条件ですが、ものすごく利にかなっている。何を行うにも、前提条件と制約条件があるのだ。その場所に国があるということと、それは大陸のなかなのか?島なのか?半島なのか?は変えることができないし、動かすことができないのだ。そして、実際に、歴史はその前提条件と制約条件に従って動いているのだ。

 

マッキンダー地政学を読んだ理由

地政学に興味があるので

 

マッキンダー地政学で仕事に活かせるポイント

歴史を学べ。制約条件を考えろ。

 

マッキンダー地政学の目次

第1章 われわれの前途によせて
第2章 社会の大勢
第3章 船乗りの世界像
第4章 内陸の人間の世界像
第5章 さまざまな帝国の滅亡
第6章 諸国民の自由
第7章 人類一般の自由
あとがき
補遺 1919年1月25日、ケドルセーの一事件について

 

マッキンダー地政学の感想

ロシアがウクライナに攻め込みそうだ。しかし、全面戦争にはならなさそうだ。何故か?それは地政学の面から考えると見えてくる。広大な草原地帯であるウクライナに向けて大量の軍隊を動かすにはロジスティックスが必要なのだ。占領したあとも、占領軍を動かすための補給が必要なのだ。

ほほう。

戦争については考えることすら禁じられている日本では考えられないような学問。しかし、奥が深く、実用性はある。日本のような海洋国家の場合、ロジスティックスといったらシーレーンになる。

その国がどういう場所にあるのか?その国はどういう環境にあるのか?

動かすことのできない前提条件と制約条件が歴史をつくってきたのだね。

 

 

タイトル:マッキンダー地政学 デモクラシーの理想と現実
著者:ハルフォード・ジョン・マッキンダー
訳者:曽村保信
発行元:原書房