著者:兼高かおる
発行元:株式会社ビジネス社
[新装版]世界とびある記のまとめ
私と同じような四十代中頃以降の人にとって「兼高かおる世界の旅」は「なるほどザワールド」とならび、まだ、遠かった世界の情報を教えてくれる番組でした。そんな「兼高かおる世界の旅」のベースというか、元祖になったのが本書で紹介されている世界。初版は1959年。兼高かおるさんが、アメリカや、台湾を旅したのは1950年代前半なのだ。2021年の今からみたら、戦後すぐのドキュメンタリーだ。
[新装版]世界とびある記を読んだ理由
なかなか旅行に行けないコロナ禍のなか、世界旅行の妄想をしたいので
[新装版]世界とびある記で仕事に活かせるポイント
とくになし
[新装版]世界とびある記の目次
I アメリカ
II 台湾
III タイ
IV フィリピン
V マカオ
VI ホンコン
[新装版]世界とびある記の感想
「兼高かおる世界の旅」。まだ海外旅行が一般的でなかった私の子供時代、この番組は世界の広さを教えてくれました。
そんな番組の開始当初に、本書の初版は発行されました。なんと、それは1959年。昭和34年の出来事ですよ。
ふぁ! 日本で海外旅行の自由化が行われたのは1964年。自由化が行われたとはいえ、厳しいドルの持ち出し制限は続いておりました。
そんな時代にアメリカに留学。そんな時代に、タイ、ホンコン、台湾、フィリピンに取材。いったい、兼高かおるさんて、何者なのだ? その時代、そんなに自由に海外を飛び回れるなんて、実家はどんな仕事をしていたのだ。
そういう説明は、一切なかったです。
ただ、ジェット旅客機はなく、プロペラ機で長時間かけて移動する内容は記されていました。まだ、戦争の傷跡も、戦争の記憶もハッキリ残っている時代の空気も記されていました。
兼高かおるさんって、ほんとに何者なんだろうか?
タイトル:[新装版]世界とびある記
著者:兼高かおる
発行元:株式会社ビジネス社