著者:西巻裕
発行元:グランプリ出版
HRCのNXR開発奮闘戦記のまとめ
パリ・ダカールラリーに参戦するホンダ・レーシングの裏側を描いたむちゃくちゃ面白い一冊。2020年に二輪部門の総合優勝を飾ったことを記念して再販された本ですね。アフリカツインのご先祖さまであるNXRのお話。行われることのなくなってしまった、パリをスタートし、ダカールにゴールする冒険旅行を味わえますよ。
HRCのNXR開発奮闘戦記を読んだ理由
ホンダのバイクが気になったので
HRCのNXR開発奮闘記で仕事に活かせるポイント
やっぱ、現場ですね。現場。
HRCのNXR開発奮闘戦記の目次
第1章 1984年 秋
第2章 第7回ラリー
第3章 開発
第4章 試作、実験、説変
第5章 現適
第6章 実戦
第7章 見直し
第8章 2連覇へ向けて
第9章 辛勝
第10章 熟成
第11章 イタリアとフランス
第12章 4年目の完成
HRCのNXR開発奮闘戦記の感想
2020年のダカールラリーでホンダが久しぶりに総合優勝を果たした。マシンはCRF450RALLY。そんなホンダの歴史を味わえる一冊。ホンダだって、オフロードレースをやるんですよって。
軽く、小さく、疲れない、壊れない、メンテナンス性が良くて、燃費も良くて、操作性もいい。一発の速さより重要なことは、二輪も、四輪も同じなんだよな。
耐久ラリーで勝負するマシンも、そのノウハウもなかったホンダが、NXRというマシンをつくり、勝つためのノウハウを身につけるストーリーが収められている一冊。
さすが、著者はラリージャーナリストなだけはある。文書を読んでいるだけで、マシン開発の背景はもちろん、アフリカでのピット作業の様子や、ラリーの様子が浮かんでくる。
素敵な本ですよ。NXRの始祖であるアフリカツインか、CRF450RALLYにつながるCRF250RALLYがほしいな。免許ないけれど。
タイトル:HRCのNXR開発奮闘戦記 ホンダ パリ・ダカールラリーの挑戦 1986-1989
著者:西巻裕
発行元:グランプリ出版