WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2020.02.03

発行元:日経BP

 

 

まとめ

地政学的リスクというのか、政治的リスクというのか、そういうリスクがつきまとうってことですよね。土地や、人権侵害がやすいということは、それなりの理由があるのですから。そして、リスクがなくなれば、賃料も、人件費も向上して、安いだけがメリットだと、メリット自体がなくなってしまうわけだよな。

 

この本を読んだ理由

週に一度の頭の体操ですな。

 

仕事に活かせるポイント

リスクを取らなければ成長できないですし、リスクが大きすぎると、もしもの時に大変なことになるし。かといって、リスクに怯えていると、何もできないし。バランスが重要すよね。

 

感想

今週号の大特集は「さまよう工場 米中分断時代を生きる」。世界ニ大経済大国の意地の張り合いに振り回されて、大変だ!という流れですけれど。経済が発展すれば民主主義国家になるという目論見がはずれたってことですな。なんとなく、予測できていた結果では? そして上がった人件費をカバーするために、中国企業でさえ、ベトナムに進出するという。

ある面では経済的ロジックが働き、ある面では、地政学的、政治的リスクがあらわれたいう。まぁ、リスクをゼロにすることはできないので、バランスが必要ってことだろうな。今後、必要になってくるのは、ブロック化と、地産地消と、リスク分散なんだろうな。

 

で、今週号で、他に面白かった記事。

 

新型肺炎SARSの比でないリスクに 巨大中国が生む負のリスク」
インバウンドの観光客だけでなく、世界のサプライチェーンに組み込まれている中国。そんな中国経済活動が新型肺炎によって止まってしまったのだもの。でもね、そういうリスクよりも、後手に回った対策のため共産党の支持が激減するというリスクもあるんじゃないかと。

 

「メルカリOrigami買収 市場が危惧する赤字拡大」
日本の数少ない優良IT系ベンチャーである、メルカリには頑張ってほしいですわ。

 

楽天の送料無料に出店者が反旗 場所貸しビジネス限界か?」
アマゾンのように、メインが自社での商品調達と、配送管理まで行えばいいのになぁ。それまでやっても、アマゾンは叩かれているけれど。送料無料にするなら、出店者ではなく楽天本体が費用を負担すべきだよな。

 

「BATを超える新世代チャイナプラットフォーマー 日本の暮らしにも浸透中国TMDの強さ」
BATとは、Baidu、Alibaba、テンセント。TMDとはバイダンス(字節跳動)、メイトゥアン(美団点評)、ディディ(滴滴出行)。バイダンス(字節跳動)はTikTok、メイトゥアン(美団点評)は出前アプリ、ディディ(滴滴出行)は配車アプリのサービス元だと。覚えておこう。

 

そんな今週号を読んでいたら、読みたくなった本。

 

個が立つ組織 平和酒造4代目が考える幸福度倍増の低成長モデル

個が立つ組織 平和酒造4代目が考える幸福度倍増の低成長モデル

  • 作者:山本典正
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2019/12/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

高倉健ラストインタヴューズ

高倉健ラストインタヴューズ

  • 作者:野地秩嘉
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2017/11/30
  • メディア: 単行本