WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

日経ビジネス 2019.02.11

発行元:日経BP

 

感想

大特集は「敗者の50年史 荒野に散らばる至極の経営訓」ですね。この踏襲はいいですね。これぞ、日経ビジネス。誰かが成功したという自慢話よりも、「失敗してしまった」その状況を振り返る。1976年にこの企画を思いついた人って、すごいと思いますわ。右肩上がりで急上昇していた日本経済が、ストップした頃。そんな時期だからこそ、失敗した経営者にスポットライトを当てる企画を思いついたんだろうな。ブランドが確立している今であれば「失敗を語ってくださいな」って話もしやすいだろうけれど、連載開始当初は、どうやって登場する経営者を口説いたんだろうね。

 

で、そんな今週号で他に面白かった記事。

 

「中国減速にiPhone普請 電子部品、何が明暗を分けたのか」
そもそもずっとスマホが売れ続けると思っていた、という方がやばいだろう。そりゃ、ユーザに行き渡ってしまえば、一昔前のような爆発的な売上増はないよな。一方、電気自動車用の部品は伸びてるって言うけれど、電気自動車の普及率はまだまだで、これからなんだから、そりゃそうでしょうと。

 

「嫌がらせに戸惑う中小出品業者 アマゾンで広がる返品可の悪用」
そのうちアリペイの芝麻信用的なユーザーのグレーディング機能が出てくるんじゃなかろうか???無駄に返品が多いとか、支払いがおかしいとかはもちろん、プライムサービスの利用度や、決済金額の多さによって、ユーザが無料で利用できるサービスが変わってくる。そういうの作れば、嫌がるのはアマゾンのサービスにタダノリしようとしている方々だけかと。

 

「2019年版働きがいのある会社ランキング 空前の人手不足でもいい人材が集まる理由」
いや~やりがいランキングの上位にある会社だから「転職しよう」と思っているような方々を採用しちゃ、だめでしょう。新卒の人気ランキングと同じなんだからさ。このランキングの楽しみ方は「昨年上位だった企業は、今年はどうなのか?」を知るところでしょう。大規模部門で昨年1位だった企業が、全く見当たらないのよね。小規模部門で昨年2位だったマルケトが7位に落ちている理由を知りたい。

 

「広がらぬマイナンバー負担より給付面でのメリット強調を」
おまえか!日本証券業界会長の鈴木茂晴さん。マイナンバーを保険証代わりにとか、愚策も愚策でしょう。個人の金の流れを把握するのが目的なんだから、マイナンバーを預金口座に紐付けると金利優遇とか、マイナンバーカードを保持していると税金還付とか、そういうことをやってくれよ。落としたらどーすんだよw

 

で、そんな今週号を読んでいたらこんな本を読みたく成りましたな。

 

 

R30の欲望スイッチ

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