WEB銭の読書やグラベルロードのメモなど

マンガ「グラゼニ」が大好きな、ウェブ系の何でも屋さんが綴る、仕事とか、読んだ本のこととか、日常とか、世の中に関する忘備録。

Tarzan 2019.11.14

発行元:マガジンハウス

 

まとめ

やっぱり、走るのがいいよな。最近、走ってないけど。その代わり、食べてばかりだけど。あーだめだ、コレでは!運動しなければ

 

この本を読んだ目的

運動不足のときに読みたくなるんですよね。運動不足でなければ、本屋さんで気にもかけないwww つまり、最近、運動不足で太り気味だということだね。

 

感想

今号のTarzan、大特集は「楽に走って脂肪を燃やす。」ですね。最近、走ってないからなー。自分のペースでゆっくり目で4キロから5キロ走るのはお手の物。てか、そのペースなら10キロ以上でもいけるけどな。

 

ただ、時間がないんだよなぁ。走る時間がない。

 

時速七キロが目安。このスピードを超えると、跳ねるように走り出すって書いてあるんだけど、そこはクリアーしてるのよね。

 

ただ、週末にしか走る時間が取れない。
日々、筋トレとストレッチしてるんたけどね。

 

さあ、運動だ、

 

そんな今号を読んでいたら、こんな本が読みたくなりましたな。

 

あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる

あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる

 

 

 

体をおいしくととのえる!  食べる漢方

体をおいしくととのえる! 食べる漢方

 

 

日経ビジネス 2019.11.11

発行元:日経BP

 

まとめ

サムスンは日本の製造業を真似て生長してきたわけですけれど、「世界ではやっているものを取り入れて、国内で展開する」というタイムマシン経営まで真似てしまったから、日本が韓国にやられてしまったように、後ろから追いかけてくる中国にやられちゃうんだろうな、と。国家資本主義も真似てみたけれど、中国のほうが徹底してるしな。

 

この本を読んだ目的

週に一度の頭の整理ですから。

 

感想

今週号の特集は「変調 サムスンの不安」ですね。アジアを代表する製造業。トヨタよりもすごい会社ということになっていると。日本の電機メーカーを徹底的に参考にして、真似できるところは真似て、一気に世界トップとなった会社なんだよな。でもなぁ、日本企業のダメな点まで真似てしまっている観が無きにしもあらず。上意下達、信賞必罰、滅私奉公。昭和の日本企業の良さを、しっかり真似てくれてますよね。そして、さらにタイムマシン経営まで真似てしまった。

で、そんなサムスンの後ろを追いかけてくる中国は賢かった。日本企業や、サムスンを始めとした韓国企業のダメな点は真似しないで、良い点だけを真似しようとしている姿勢が素敵だわ。

 

で、今週号で他に面白かった記事はこれ。

 

「有訓無訓」
国境なき師団日本の前会長黒崎さんのこの台詞がいいなぁ。”If you want to go fast , go alone. If you want to go gar, go together”。これは国境なき師団インターナショナル会長のウンニ・カルナカラさんのセリフなんですけれどね。「早く結果を出したければ一人でやれ。より大きな目標を実現するためには力を合わせよう」という意味ですな。あぁ、だから私は一人が好きなんだ、と、納得できた。

 

「LINEで査定、ブロックチェーン活用も 中古車にメルカリ化の波」
あぁ。これ、むかし提案したんだよな。この記事には出てこない中古車大手に。でも、実現しなかったんだよな。CtoCベースで車を買うって、怖いなwよく知る知り合いじゃない人からクルマを買うなんて、できないや。で、CtoCサービスを使って「1円でも高くクルマを売りたい」とか「1円でも安くクルマを買いたい」と思っているコストコンシャスな方って、クロスセルしようにも、アップセルしようにも、大変だと思うんだよな。

 

「11年ぶりに政府間組織による調査 マネロン対策、外国人増に悩む」
これさ、日本国民及び日本に永住権を持っている海外出身の人の場合はマイナンバーを、そうでない人はパスポート番号をすべての口座に紐付けるようにして、紐付いている口座のみに預金・送金・引き出し可能にすればいいんだよな。

 

「自然災害多発で浮かぶ 太陽光発電、普及優先のツケ」
あったりまえだろう。太陽光発電を設置している人間・企業には「撤収」も義務づければいいんだよな。なかなか難しいと思うので、購入金額の1割を「撤収費用」として強制的に積み立てるようにすればいいんだよな。

 

JVCケンウッド ドラレコが導く脱メーカー」
まさに「モノ」から「コト」だよな。カーナビや、ドラレコを売るのではなく、ドラレコから収集したデータ活用を提案し、ソリューションとしてそれを購入してもらう。顧客は保険会社であったり、DeNaであったり。こういう発想も、ソリューション営業も、従来のメーカーではできないので、それそれ私の出番かしら?と思うのよね。

 

そんな今週号を読んでいて、読みたくなった本はこれ。

 

 

 

 

 

歴史の失敗学 25人の英雄に学ぶ教訓

歴史の失敗学 25人の英雄に学ぶ教訓

 

 

 

1970年体制 「縮み志向」が日本経済を停滞させた

1970年体制 「縮み志向」が日本経済を停滞させた

 

 

 

グレタ たったひとりのストライキ

グレタ たったひとりのストライキ

 

 

 

地球の履歴書 (新潮選書)

地球の履歴書 (新潮選書)

 

 

 

 

マングローブ テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実

著者:西岡研介
発行元:講談社

 

まとめ

わたしは左翼が嫌いだ。他アシクは日本の左翼が嫌いだ。日本の左翼のダメさがぎっしりと詰まったこの本。どーすることも、どーしようとすることもできない。労働者のためと言いながら、労働者を搾取する労働貴族。反権力を謳いながら、権力化していく集団。ほんきで、気分が悪くなるレベルで、大嫌いなのです。が、JR東日本が、こんな会社だと思うと可愛そうになってくるなぁ。関西電力のおえらいさんがある団体から金をもらい続けていたのと同じだな。そのうち、この本を読んだということだけで、革マル派から訴えらっるんじゃなかろうかね。

 

この本を読んだ目的

日本の闇を知る。日本の闇について学ぶということも、昭和を学ぶのと同じくらい、わたしのライフワークですからね。しかし、日本の大企業というのは、ここまで腐っているのでしょうかね。

 

目次

第1章 妖怪と呼ばれた男
第2章 異常な労使
第3章 底なしの腐敗
第4章 侵食の原点
第5章 恐るべき「革マル支配」
第6章 摘発「非公然味と」
第7章 未曾有の言論弾圧
第8章 「コウノトリ」と呼ばれた男
第9章 捜査の再開-埋め立てはじめた「妖怪」の外堀

 

感想

JR東日本労組には、絶対神が存在している。その名前は松崎明国鉄労働運動、ひいては総評労働運動をリードしてきたプロ活動家。革マル派創設時の副議長。この絶対神によって、JR東日本労組東日本が乗っ取られ、その私腹を肥やす流れが本書に書かれている。

 

なんてことをこのブログに書いたら、わたしも訴えられるんじゃなかろうかw

 

実際にこの著者は何度も訴えられているし、著者の記事が掲載された週刊文春が販売中止に追い込まれたこともあった。それは、JR東日本圏内のキオスクだけの話だけれどね。

 

国鉄の分割民営化の流れで動労国労のちからが削がれていく中、分割民営化を支持することで、うまく攻撃を交わした絶対神。そのときのやり取りは

 

組合員の雇用を守るため、民営化に協力している。その際、過去の闘争を否定し、国鉄幹部や自民党議員との会談において「私は犯罪者でした」と語るなど「転向」した(いわゆるコペ転)。

ja.wikipedia.org

 

だったのですと。

 

労使協調というお題目のもと、JR東日本の経営陣に近づき、権力を得ていった松崎。

 

革マル派で有ることを隠そうとせず、その暴力性を十二分に発揮して、現場を支配していった悪魔。

 

個人的にこのような労働貴族が嫌いですし、日本的な左翼が第っきらいなので、読み進めていくうちに怒りしか湧いてこなくなるのですがね。そんな松崎の地元である埼玉は大宮のJR東労組から支援されて国会議員になった枝野幸男。この本を読み進めていくと、やっぱり革マルのなかまだったんじゃないのか?なんて、おもてしまうわけですよ。

 

しかし、そんな松崎も、もはやこの世にはおらず。革マル派の武力闘争も、なかなか目にすることもなくなった21世紀。

 

「あぁ、平和になったのね」なんて、読みながら思っていたのですが、ふと気がついたんですよ。

 

革マル派が武力に訴える前に、行うこと。それは、仲間内に敵を作り組織を固めることと、陰謀論を利用し、反対勢力を貶めること。

 

あれ?それって、どこかで見たことある手法だなぁ。

 

家族に直接危害を与えるようなことをしなくとも、内ゲバ陰謀論の恐怖で組織を固める手法を使う、野党の国会議員がいましたよね。

 

そのへん触れると、本当に殺されちゃいそうだから、ここまでにしておこう。

 

しかし、日本の闇は深いですな。ヤクザや、右翼よりも、こっち側のほうが圧倒的に闇が深いと思いますよ。

 

この本、そのうち、発売中止になっちゃうんじゃないかしら?

 

ちなみに、マングローブとは革マル派JR東日本をコントロールするために作った組織のコードネームだw

 

マングローブ―テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実

マングローブ―テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実

 

 

NATIONAL GEOGRAPHIC 2015.2

発行元:日経ナショナルジオグラフィック

 

まとめ

やはり、アメリカというのは広い国なんだなぁ。大自然が残る場所もあれば、汚染されて人が住めない場所もある。そして、そんなアメリカの民主主義と自由を守るため、世界中で戦い、傷ついた兵士がいる。改めて、すごい国だと思ったわ。

 

この本を読んだ目的

自然に関する情報は、日々アップデートしなければね。5年近く積ん読していた本だけれどw

 

目次


ちょっと前の「日本の百年」
ハワイ波と生きる
ダニ奇妙な世界
爆風の衝撃 見えない傷と戦う兵士
イタリア アルプス 極上の自然
米国 汚染地に暮らす
EXPLORE
米国を覆い尽くす日本の植物
ツタンカーメン黄金の副葬品
一味違う養殖ブリ
パブが消える?
アンコール遺跡”しみ”の謎
VISIONS
写真は語る屋久島真っ白い瞬間
生命はつなぐ愛はゆっくり

 

感想

今月号のテーマは「アメリカ」だね。アメリカの光と影と、今と昔を映し出すような特集。蔦ではなく、葛がアメリカの植物を覆い尽くす写真がすごいインパクトだよなぁ。でも、それ以上のインパクトは爆風により脳に損傷をおってしまった軍人さんの姿だね。爆風による脳への損傷なので、見た感じは健康な人と同じなんだけれど、記憶障害や、言語障害、うつや、不安に襲われるようになってしまっているのだ。そして、そんな状況を緩和するために行われている芸術療法で作成された、仮面が怖い。人間の内面が現れているというその姿が、その下面が怖いのだ。爆風による衝撃が、人間を中から壊すなんて、恐ろしいことですな。

 

そして、他に面白かった記事が「ハワイ波と生きる」「米国 汚染地に暮らす」ですな。いや~ハワイすごい。この大自然の中でサーフィンを過ごしながらのんびり生活したいですわ。でも、そんなハワイにも悲しい歴史はある。その歴史の証人として、第二次大戦を過ごした日系二世が紹介されている。まさに、光と闇。光と闇といえば、発展したアメリカのゴミをため続け、その影響で周辺が閉鎖されてしまった土地を紹介する「米国 汚染地に暮らす」も、心がぎゅっとなるよなぁ。

 

デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか 労働力余剰と人類の富

著者:ライアン・エイヴェント
訳者:月谷真紀
発行元:東洋経済新報社

 

まとめ

過激なタイトルで、少し暗めな内容になっているのですが、この本に書かれていることは「親類が進化することで、様々なハレーションが起きる」ってことなんですな。いま、取り上げるべきはデジタルエコノミーですが、〇〇エコノミーが、過去300年間、様々なハレーションを起こしてきたのですよと。

 

この本を読んだ目的

「デジタルエコノミーが…」と言われてしまったら、デジタルの世界でどっぷりと仕事をしている身としては、読まなくてはならない本ですよね。

 

目次

第一部 デジタル革命と労働力の余剰
第1章 汎用テクノロジー
第2章 労働力の供給過剰をマネジメントする
第3章 もっと良い働き口を探して
第2部 デジタルエコノミーの力学
第4章 希少性という利点
第5章 情報処理する有機体としての企業
第6章 21世紀のソーシャル・キャピタル
第3部 デジタルエコノミーが道を誤るとき
第7章 1%の人々限定の場所
第8章 ハイパーグローバリゼーションと発展しない世界
第9章 長期停滞という厄災
第4部 余剰から反映へ
第10章 賃上げがなぜ経済的に実現しにくいのか
第11章 労働力余剰時代の政治
第12章 人類の富

 

感想

すごく過激なタイトルで、地球温暖化を心配している北欧の女の子が語るような内容が書かれているのかしら?と思ってよみはじめたのですが、そんなことはなかったです。

 

この本、一言でいえば人類の進化と、その矛盾を教えてくれる本ですね。進化には光と影がかならずある世界。光ばかりに目を向けるのではなくて、ちゃんと影の部分にも目を向けましょううよね、ということを教えてくれる本なのだ。

 

そして、べつに、いきなりデジタルな時代で発生した話じゃないんだよと。デジタルの時代だからこそ難しいことはあるのだけれど、だからといって特別なことじゃないんだよ、と。GAFAを目の敵にしているけれど、そこを目の敵にしても、別にいいこと無いんだよ。でも、目の敵にしたくなっちゃう、その気持はわかるけれどね。

 

ということが、この本の柱だと、わたしは理解した!

 

石炭を使った蒸気機関が生まれた時、ガソリンエンジンを利用した自動車が生まれた時、ラジオが、映画が、テレビが、それぞれ生まれたときに「今まであった仕事を奪い」「新たな仕事が生まれたわけではないですか!」と。

 

そこをちゃんと教えてくれるわけですよ。

 

だから、あまり悲観的にならないでね、と。でも、この流れで消えてしまう仕事は出てきてしまうのだから、と。でも、どんなにつらい時期があったって、また、新たな光が当たることがあるのだから、悲観しないでね、と。
きっちりと歴史と実例を上げて説明してくれるのが、好感触です。

 

ただ、必ずやってくるんですよ、って。デジタルエコノミーが道を間違えた世界が。その世界は、今までのルールが通用しないような世界なんですよ、と。

 

その難しさが、本書の前半部分にこのように述べられているんだなぁ。

 

成功している企業は自社の成功に欠かせない情報を収集し、加工し、行動の材料にする方法を進化させており、その方法は簡単にまねできない。企業の文化が生み出した価値は、都市住民のネットワークや国の経済制度が生み出した価値と全く同じように、個人のものというより社会のものである。文化とは大勢の人々が共通うして持っている考え方や習慣の集合体であり、大勢の人々が共有して初めてその性格が出てくる。一人のトップが出す指示を文化とは言わない。日々の業務にどう取り組むかについての社員全員の理解が文化を形作っているのだ。
(中略)
価値を生み出す文化の中で給与の高い役職を目指してライバルを蹴落とすために頑張って働くのと、価値を生み出すために頑張って働くのは同じではない。デジタル時代の重要な争いの一つは、社会的な富の分配方法をめぐるものになるだろう。

 

デジタルエコノミーは「今まであった古い仕事」がなくなって、「今までなかった新しい仕事」が生まれるわけではないところに、問題があるんだよなぁ。

 

デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか

デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか