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不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べ

 

著者:白鳥和生
発行元:プレジデント社

 

不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べまとめ

北海道は首都圏とマーケットが全く違う。首都圏と違って逆風が吹いているような地域である。そんの北海道で、鍛え上げられた小売は強い。なぜ強いのか?情緒的ではなく、しっかりと事実を述べてその秘密を教えてくれるのが本書。

 

不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べを読んだ理由

セイコーマートの強さの秘密が知りたかったので

 

不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べで仕事に活かせるポイント

ライフタイムバリュー発想で「地域」を守る
戦略は大胆に、財務は堅実に!
デジタルを磨き、流通を自らコントロール
経営者はロマンとビジョンを語れ!
謙虚に学べ!

 

不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べの目次

「地域」を守る思いが不可能を可能にする
ビジョンは大胆、サイフはがっちり!
ノーザンリテーラーはデジタル上手
経営者はビジョンとロマンを語れ!
謙虚に学ぶ北海道企業
ノーザンリテーラーの未来

 

不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べの感想

アークス、セイコーマートツルハドラッグニトリDMC。首都圏に住んでいても、これら北海道を基盤とする企業の強さを耳にする。なぜ、北海道の小売業は強いのか?ノーザンリテーラーは強いのか?ノーザンライトボムが必殺技だからなのか?そんなことない。

ニトリ、セコマ、ツルハドラッグの強さは色んなところで語られている。

セコマの強さは「経済的価値」と「社会的価値」がかさなる「共通価値」を見出して、出店を希望する地元と手を取り合ってビジネスを進めている。

アークスは画一的な巨大店舗をめさすのではなく、それぞれの地域でクリティカル・マスを握って全国チェーンや海外勢と戦えるような体制を整えている。スケールの拡大ばかりを目指している大手GSMに対する強烈なアンチテーゼですわね。

そうやって作られたお店は、強い。アークスも、セコマも「●●を買うなら行こう」という目的買いのゴールになっているからね。

北海道の小売業はなぜこんなに強いのか?なせ、このように発展しているのか?その理由を著者は「バックキャスティング思考」に求めている。未来の有りたい姿をイメージして、そこから逆算して手を打つ。ニトリも、セコマも、DMCも、アークスも、ツルハも、このバックキャスティング思考で会社を経営しているから強いのだという、、

ふむふむ。

なんとなく中期経営計画っぽいものにおもえてしまいますが、現時点を起点に改善していくのと違うんだよね。

バックキャスティング思考、これ、取り入れていこう。

 

 

タイトル:不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べ
著者:白鳥和生
発行元:プレジデント社