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テクノロジー×プラットフォームで実現する物流DX革命

 

著者:北川寛樹
発行元:日経BP

 

テクノロジー×プラットフォームで実現する物流DX革命まとめ

アクセンチュアでSCMのコンサルタントを行っている著者が記した物流DXの解説書。縮む市場・伸びる市場、それぞれの市場の課題を定義し、それらの課題を解決するためにはどのような手を打てばいいのか?を具体的に教えてくれる素敵な本ですぞ。

 

テクノロジー×プラットフォームで実現する物流DX革命を読んだ理由

物流業界に興味があるので

 

テクノロジー×プラットフォームで実現する物流DX革命で仕事に活かせるポイント

ターゲットとする業界をしっかりと調査することですよね。全てはファクトから始まるのですよね。

 

テクノロジー×プラットフォームで実現する物流DX革命の目次

パート1│物流の常識を変える業界別プラットフォーム
ハイライト (黄) - 5ページ
パート2│鍵を握る自動化とデータ化にどう取り組むか?

 

テクノロジー×プラットフォームで実現する物流DX革命の感想

2024年問題があちらこちらで語られているけれど、物流に関する問題はそれだけじゃないのだよね。人手不足や、取引先企業からの無茶な要求、そして過当競争。こういう状況状態をどうすればいいのか?を教えてくれる素敵な1冊ですぞ。

目の前の問題だけでなく、業界全体、市場全体のことを考えているのですぞ。

なので「様々な物流やサプライチェーンに関する機能を持つプラットフォームを業界ごとにつくり、誰でも利用可能にするという発想(つまり、プラットフォーム化によるシェアリング・エコノミーの発想)が、物流を取り巻く様々な難題の解決策を導き出すと著者は考えている」なんて発想、普通は持たない。そして、物流プラットフォームのシェアリングエコノミーを実現するためにはどうすればいいのか?ということをこの本では教えてくれるのだ。

スゲーな、ト本当に思えますよ。

そして物流プラットフォームのシェアリングエコノミーが適する業界の条件も挙げているのです。それはこの3条件。

 

1│成長が鈍化もしくは縮小している業界
2│物流の社会的意義が高い業界
3│旧態依然として、中間流通のプレーヤーが数多く存在する業界

 

伸びている業界の方がいいんじゃなかろうか?と思うのですが、そうじゃないのですよね。

ほんと、アクセンチュアで物流改革、つまりSCM領域のコンサルタントをしている著者なだけあります。一番最初に出てきたこの図表を見たとき「そりゃ、これを解決できれば、世の中大きく変わるよな」っておもいましたもの。

 





 

タイトル:テクノロジー×プラットフォームで実現する物流DX革命
著者:北川寛樹
発行元:日経BP