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一生食えるプロのPDCA

著者:清水久美子
発行元:かんき出版

 

一生食えるプロのPDCAまとめ

PDCA を回しましょうって言うのは、仮説検証しましょうってことなんだよな。なので、仮説がなきゃ始まらない。そして、仮説なんだからきれいにゴールへたどり着かない。だから、PDCA サイクルを回すんだよね。そういう普遍的なことだけれど、とても重要なことを教えてくれるのが本書。

 

一生食えるプロのPDCAを読んだ理由

PDCA サイクルについて知りたかったので

 

一生食えるプロのPDCAで仕事に活かせるポイント

PDCA サイクルとは仮説検証サイクルなんだけれど、その仮説にも種類があるんだよね。
 ①あるべき姿の仮説 
②何が問題なのかを特定する仮説 
③問題に対して何をすべきかの仮説 
④どうやるべきかの仮説

 

一生食えるプロのPDCAの目次

序章 PDCAが求められる3つの理由
第1章 プロのPDCAとは
第2章 Vision and Questions
第3章 Plan and do
第4章 Check  and Action 
第5章 仕事タイプ別PDCA サイクル

 

一生食えるプロのPDCAの感想

あっちの会社でも、こっちの会社でもPDCA 。うまくいっている会社は少なく、なぜか失敗ばかりのPDCA 。何でか?それはPDCA って仮説検証のサイクルであるにんしきがあまりのも薄いから。

顧客のあるべき姿やそのために何をすべきか? という仮説を立てる力がこれまで以上に求められるという時代だからこそ求められるPDCA サイクル。現場にいる人間が仮説を立て、実行に移し、検証から気づきを得てさらに精度を高めていく以外には難しい世界なので、事務所でふんぞりかえったオッサンが机上の空論だけで計画をたてたって、実行できるわけがないんだよな。

最初の問いで失敗すると、すべてがうまくいかないんだよな。

じゃあ、どうすべきかと言うと「あるべき姿」と「問い」を考えるところから始まる。フィットギャップを見極めるところからすべてが始まる。つまり、現状を冷静に把握できなきゃダメだってことなんだよね。辛い現状を指摘すると「ネガティブすぎる」とか「そんなわけない」とか言っちゃダメなんだよね。

そしたら、次は筋の良い仮説を立て実行する。



重要なのは仮説をたてること。仮説は下記四種類に分類されるのだとな。

①あるべき姿の仮説 
②何が問題なのかを特定する仮説 
③問題に対して何をすべきかの仮説 
④どうやるべきかの仮説

なお、仮説はこの順番で検証するといいらしい。目指すべきゴール仮説 →それを阻む問題仮説 →何をすべきかの課題仮説 →どうやるのかの手段仮説。

そしたら、次は実行して素早い検証を徹底するだけですな。

このようにPDCA サイクルを回すことを仮説思考というのです。仮説思考とは、物事に取り組む前にまず自分で仮説を立てて、それを実証しながら改善や軌道修正、創意工夫を経て成果を出していくという考え方なのですな。

仮説を立てたら、ようやくPlanですぞ。

Planは、次の2ステップで考えるのだと。

STEP1: WHEREで決めた達成するゴールの中間地点(マイルストーン)を決める。
STEP2:活動を要素分解してKPIを決める。

フムフムフム。マイルストーンから決めていくのね。

そして、遂にアクションだ。アクションには4つのタイプがあるそうな。

 



この本、マジで使えるよ。

 

 

 

タイトル:一生食えるプロのPDCA
著者:清水久美子
発行元:かんき出版